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ダンス業界の大きな問題点 - 小さく見えて大きい


少し強い表現にはなりますので気になさる方は遠慮していただいて。。。

ここ15年ほどでダンス人口が一気に増えました。理由は簡単で ダンス甲子園 (LL BrothersやメロリンQ[山本太郎]、れいかんやまかんとんちんかん、スクラップアンドトラッシュの時代)を見て育ったダンサーたちがそれにのめり込み、就職をせずにダンスを続けていて資格不要で出来るダンススタジオを一気に作り始めたから。これにつきます

これ自体は素晴らしいことだと思います。なぜならDISCOの時代と違い、高校生が踊りたくても「ダンスはDISCOやclubで踊るもの」であったので踊れる場所がなかったのです。それが習い事としての健全なダンスとして少しづつ認知され、子供でも踊る場所が出来始めました。その場としてダンススタジオがDISCOにとってかわったのでしょう。カルチャーとしてのダンスというよりは習い事として、修練の場としてダンススタジオが展開されていきます

実際はダンスはそこまで健全な成り立ちをしておりません。公民権運動やジムクロウ法まで遡って大げさに言うつもりはありませんが、DISCOや90年代初期のclubシーンでダンスを踊ってきた僕たちからしたら今のダンスシーンはかなりの違和感を持っています。この違和感は「時代の遷り変り」とはまた違うものです。

音楽を楽しむ・場の空気を楽しむ・おしゃれを楽しむ

という事が一切入っていない人が多いのです。本当にただ単に習い事として動きやすい服装にすっぴんでスニーカーで来るものになっています。しかしこれはダンススタジオの功罪相半ばしている点であって何とも言えません。しかし

一番の違和感は


キッズダンサーの増加とそれに群がる大人達

これにつきますね。今やどのダンスサークル・ダンススタジオ・ダンスイベントでもキッズというカテゴリーがありますね。それが教育(貧困によりまともな教育を受けることが出来ない子供たちが道を外さないように光を照らす)という側面があれば良いのですが、全く反対の現象が起こっているのです

キッズダンスにはお金がかかります


ある先生は言います

「いっぱい俺のレッスン受けたら上手くなるよ」

あるスタジオオーナーは言います

「レッスンはたくさん受けた方が上手くなるんだよ」

あるイベント主催者は言います

「応援は多い方が良いですよ。声援も点数に入ります」

そうです。全てお金がかかる方向で話が進みます


完全に焼畑農業です


キッズはみんなで育てませんか?

確かに昨今のダンススタジオ数の急増に伴う会員の分散・拡散は今までより厳しい状況になってきています。現在関西圏でダンススタジオ(家賃で借りる・買うなどして自前で構えているスタジオ)が830前後(2018年時点)あります。さらに公民館やコミュニティーセンター、集会所、学校の体育館、レンタルスタジオなどを間借りして行っている団体が約2,000カ所。とんでもない数があり、さらに今から怒涛の人口減少が始まるのです


まずキッズダンスの具体的な問題点は

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