名和先生、比嘉先生と、実務と研究の関係を考えるシンポジウムを開催します。

日本実務教育学会でパーパス経営の名和先生、メッシュワークの比嘉先生と、実務と研究の間を考えるシンポジウムを開催します。

実務から研究へ、研究から実務へ。

決して単純化はできないですが、この二つの世界を絶えず往来するという試みは珍しくはなくなりました。

あえて一つの世界に絞らず、二つの世界を行き来していることで何が見えてくるのか。あるいはその二つの世界の間には何があるのだろうか。

そういったことを考えるべく、2023年の6月25日、京都光華女子大学で開催される日本実務教育学会研究大会にて『学術と実務が出会うところ:知と行動の融合に向けた研究の可能性』というシンポジウムを開催します

パネリストに『パーパス経営』の著者であり、経営コンサルタントとしてのご経験を基に研究を続け、京都先端科学大学・一橋大学大学院で教鞭をとられている名和高司先生、また文化人類学者でありながら、合同会社メッシュワークの共同創立者として、人類学的な「新たなものの見方の獲得」を中期的に支援されている比嘉夏子先生のお二人をお招きいたします。

パネリストのお二方のご経験や専門性をもとに、「学術と実務が出会うところ」に何があるのかに迫っていきます。

パネリスト:名和高司(Takashi Nawa)
東京大学法学部卒、ハーバード・ビジネス・スクール修士(ベーカースカラー授与)。三菱商事の機械(東京、ニューヨーク)に約10年間勤務。 2010年まで、マッキンゼーのディレクターとして、約20年間、コンサルティングに従事。自動車・製造業分野におけるアジア地域ヘッド、ハイテク・通信分野における日本支社ヘッドを歴任。日本、アジア、アメリカなどを舞台に、多様な業界において、次世代成長戦略、全社構造改革などのプロジェクトに幅広く従事。2010年6月より、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授に就任。

パネリスト:比嘉夏子(Natsuko Higa)
人類学者。博士(人間・環境学, 京都大学)。合同会社メッシュワーク共同創業者。株式会社 Hub Tokyo顧問。ポリネシア島嶼社会の経済実践や日常的相互行為について継続的なフィールドワークを行う他、企業等の各種リサーチや共同研究に参画。著書に『贈与とふるまいの人類学―トンガ王国の〈経済〉実践』(単著、京都大学学術出版会)『地道に取り組むイノベーション―人類学者と制度経済学者がみた現場』(共編著、ナカニシヤ出版)などがある。人類学的な調査手法と認識のプロセスを多様な現場に取り込むことで、よりきめ細かな他者理解の方法を模索し、多くの人々に拓かれた社会の実現を実践的に目指す。

モデレーター:西村歩(Ayumu Nishimura)
株式会社MIMIGURI 研究開発本部所属。東京大学大学院情報学環客員研究員。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。修士(政策・メディア)。専門は実践研究方法論。現在はコンサルティングファームのナレッジマネジメントや、新規事業開発に関する研究活動に従事している。電子情報通信学会HCGシンポジウム2020にて「学生優秀インタラクティブ発表賞」、電子情報通信学会メディアエクスペリエンス・バーチャル環境基礎研究会にて「MVE賞」を受賞。

企画趣旨

ところで、思うに「実務と研究の架橋」には、さまざまなスタイルの違いがある気がします。例えば相互は足し合わすものと考える方法もあれば?

いやいや、実務と学術は掛け算だよという見方もあったり

互いの重なり合うところを探すことだよ、という話もあれば

もはや、一体化しちゃってる見方だって考えられます。

実務と学術の溶け合わせかたは、実にいろいろです。今回のシンポジウムでは名和先生と比嘉先生に「どういう風に両方を溶け合わせていますか?」「両方に取り組んでみることで何が見えてきましたか?」ということについてお伺いしてみます。

無料のオンライン視聴枠も用意しておりますので、もしご関心のある方は奮ってご参加くださいませ。


開催概要

<テーマ>
学術と実務が出会うところ:知と行動の融合に向けた研究の可能性

<登壇者>
①名和 高司 先生(京都先端科学大学 一橋大学大学院)
②比嘉 夏子 先生(合同会社メッシュワーク)
③西村 歩(モデレーター・株式会社MIMIGURI)

<時間>
2023年6月25日 13:45-15:45


<参加費>
シンポジウムのオンライン視聴の場合は無料になります。オンライン視聴をご希望の方につきましては、こちらのURLよりお申込みくださいませ。


いいなと思ったら応援しよう!