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仙腸関節の可動域と歩行時の仙腸関節の機能


仙腸関節の機能検査

仙腸関節の機能解剖

仙腸関節の可動域は平行移動1mm以下、回旋1°以下である。

Physiological in vitro sacroiliac joint motion: a study on three‐dimensional posterior pelvic ring kinematics

大腿骨に対し、体重100%の力をかけていくと、仙骨は尾側に下り、寛骨は頭側へ移動する。
また寛骨の上部は、仙骨の上部に対し内転する。

仙腸関節の動きは仙骨の前屈運動nutationと後屈運動counter-nutationと、それに連動した腸骨のinflareとoutflareで構成される。

カパンディ The Physiology of the joint

これは、立位での体幹屈曲、伸展時における仙腸関節の動きを予測したクラシカルなモデルであるが、裏付けとなる化学的な基礎データはない。

歩行時の仙腸関節の動き

仙骨は腸骨に対して立脚期で動体的に前屈運動nutation、遊脚期で後屈運動counter-natationをしている。
また、歩行中、左右の寛骨は逆方向に回旋する。

Finite element analysis of load transition on sacroiliac joint during bipedal walking

立脚初期から中期にかけては仙腸関節の最前部が密着し、立脚周期には最高部が密着する。

アンドロイドモデルを用いた二足歩行時の仙腸関節面の荷重伝達部位とタイミング


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