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モダンタイムス

チャップリンの「モダンタイムス」を見た。

卒論がチャップリンだったので、見たことあるし、いろいろ調べたと思うのに、覚えていたのは最初と最後だけ(笑) いかに、中味のない卒論だったのかが、よく分かる。ほんと、ごめんなさい、担当教授。

今見ても魅力的な作品であるということは、当時も今もあまり変わらないということだろう。最初の工場は現代のブラック企業だし、失業、貧困問題も目の前の現実。何をやっても、どこかうまくいかない不器用な人間。コミカルだが、哀しい。

でも、少女と二人まっすぐな道を進んでいくラストシーンには、希望がある。どんなに踏みつけられても、前に進むしか道は開けないのだ。

ところで、いまさら気づいたことが2つ。

1つ目。少女が見つけた「我が家」に入ったチャップリン。ドアを閉めると上から、打ち付けてある板が落ちてくる。これって、ドリフじゃん。ドリフはタライだけど。

2つ目。チャップリンがキャバレーで歌を歌うのだが、その歌がデタラメな言葉であること。これって、タモリじゃん。

と、現代との共通点があるからこそ、今見ても面白いんだろうなぁ。

どうやら、今月は毎週水曜日13時にNHKBSプレミアムでチャップリンの映画を放映するようなので、興味のある方は、引きこもりのお供にどうでしょう。

ちなみに、私は「街の灯」が好き。

恐縮です