「ぼくがきみを殺すまで」を読んだ
「ぼくがきみを殺すまで」 あさのあつこ 朝日文庫 を読んだ。
ベルエイドの少年兵エルシアは、自らをとらえた敵国ハラの兵士に語りかける。
絵が得意なハラの少年ファルドと過ごしたあの日々のことを……。
架空の世界を舞台に、主人公が戦場に出るまでの物語を、美しく、そして苛烈に描く。
著者渾身の一冊!
(amazonより)
この本は気持ちがダウン方向に向いている時には読まない方が良い。
世の中に絶望してしまうから。
見えない空気が忍び寄り、気付いたら絡め取られ、息をするには心を空っぽにしなければならない。
どうにもならないまま、ポーンと放り出される。
でも。
もし、あなたにファルドの描いた絵を想像できる余力があるなら。
そんな世の中でも、頑張って生きていこうと思えるかもしれない。
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