去年一年の振り返り

2023年3月26日、大動脈解離で心臓の血管が破れ裂け、手術中にいろんな臓器に影響が出たり、軽い脳梗塞やったりと。

再手術も含めICUで3週間意識もなく、目が覚めてから退院までの2週間くらい、だいたい譫妄状態で引き算足し算が出来ませんでした。

退院してからは、ひたすら歩行と筋トレの毎日。
食事は茶碗三分の一に、味噌汁半分、おかずがウインナー何本か。それでお腹いっぱい。というより、食べてるだけでヘトヘトになってしまい、ものを食べる体力を取り戻すのが大変でした。

あいかわらず脳がうまいこと働かない時期がありましたが、晩春の6月に新型コロナウイルスに罹患してからこっち、ほとんどまったくかんぜんに小説を書くことができなくなりました。

眉間のあたりから、構築した小説を出力しようにも、まったく文字列にならないのです。SNSの呟きなどは、さして問題なくできました。しかし、意味のある物語を紡げないんです。

正直、絶望で死にそうでした。

くわえて上手く喋れないこともあったりで、「ああなんかもうダメだわ」と落ち込みましたが、そうも言ってられないので、体力筋力にくわえて、脳トレもしました。

・たしざん、ひきざんのドリル(手書き)
・般若心経の写経(手書き)
・あるきながら九九を1の段から9の段までいう(暗唱)
・あるきながら九九を9の段から1の段までいう(暗唱)

それでも、快復してやっとこさ夏の盛りには本来半日で書ける文章が2週間掛けて書けるくらいにはなりました(いやっふ~)。
秋の入り口には杖を手放せるくらいにはなりました。

そのあとも根気よく続け、ゲームなどにも手を出し、この2023/12から2024/1末までに、小説10万文字(200kb:およそ小説1冊分)を書き上げることができるまでに快復しました。いや、物語はまだまだ完結してないんですが。間合いの調整は、リハビリ必須ですね。

現在、3kmくらいは休みなく歩けますし、立ちくらみや眩暈は治ってませんが、まあマシになりました。
筋肉は5割くらい戻りましたが、胸骨が縦に切られたまま一生くっつかないので重い物は持てません。肺活量も、たぶん40%くらいまでもどりましたが、これ以上は無理かなあ。全力で走れないと思いますし。

でもまあ、生きてます。
生きてるので、どうにか小説も書けています。

復帰後に書いた小説です。連載中ですが、よろしくどうぞ。


こっちは、死にかける前に完結させた小説です。
ともに時代劇。
ともに柳生宗章が主人公の刀剣小説。

これからも、毎度ご贔屓に!
ではでは。

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