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遊び心と風流

うだるような暑さ。脳みそが海老みそ以上、蟹みそ以下に溶ける。

僕はたまらず店用に最新のサーキュレーターを買った。

その最新式の風量が凄い。
最大風量にセットすると、眉毛が根こそぎ抜け飛ぶ勢いだ。

僕はこのサーキュレーターの風と江戸風鈴を組み合わせて客席の後ろにセットする。

現代においての遊びとは何だろう?

文明の『クール』と風鈴の『風流』を融合させたという訳だ。

日本の『風流』は全て『遊び心』から派生する。

風鈴の音色が涼しいような気がする。この『のような気がする心持ち』こそが遊び心であり風流への昇華なのだ。

仮に万引きGメンに捕まって、自分のバッグの中から『そうめん』が出てきたとする。

この場合『じーめん』はクールに対応するが『そうめん』そのものは夏の『風流』であったという訳だ。

という訳だもへったくれもないが酒と風流。
それがボクの考え続けるテーマである。

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