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たらこ好きに朗報です エースコックの狙い

タイトル画像:エースコック たらこ好きに朗報です のパッケージ写真

汁無し麺といえば、王者はソース焼きそば。

自分はその座を虎視眈々と狙う飛び道具が好きで追いかけてますが、今回の商品、かなり狙いははっきりしてると感じました。

乾燥のたらこはかなりイケる

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画像:乾燥した中太麺と乾燥具材と液体のタレ

開けてみると、大きめの「後入れかやく」。これがたらこでしょ?という音がします。

液体ダレ、というのもポイント。

乾燥具材は大きな試練が二つ。

①そもそも上手いのか?
②水分を吸収する

この二つはたらこに限らずケアするポイント。肉類で乾燥状態からの戻しでそれなりになることはあまりありません。向いてない素材。

たらこは優秀です。味も風味もかなりいい感じに。もちろん生のたらことは違うけど、乾燥たらこ、という良い仕事をするのは、レジェンドのふりかけ先輩からも分かります。

なので、期待は大きく。

写真は失敗、たらこはかなりの分量

たらこ好きに向けた商品です。1箇所に盛ってしまったので少なく見えますが、混ぜれば大丈夫、たらこまみれになります。

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画像:たらこを真ん中に山にしてしまった写真

食べて見たらもう一つのポイントをしっかりケア

乾燥具材の分量が多いと、全体の水分が吸われてしまい、食べにくくなることがあります。

今回、液体のスープ。

これにより、滑らかな食感をキープ。

狙いって何?

冒頭に書いた通り、汁無し業界に君臨するのはソース焼きそば。

これがもう強すぎて。

二番手がはっきりしないほど強いのです。

でも狙ってますよ。

まさに今回も、二番手のトップは俺だ的な商品。

二番手候補は混沌

ここ20年で台頭してきたのが、四川風。いわゆる唐辛子と山椒の風味で、胡麻を効かせれば坦々麺。

元々坦々麺は、担いで売っていたファーストフードで、汁無しがオリジナル。

その場で調味料による味付けで親しまれてましたので、汁無し麺のいわば王道。

どのメーカーの商品をいただいても、かなり美味いです。まずくする方が難しい。

続いてカレー味。これも人気の味付け。有名店とのコラボも多く、球数も多い。

さらにたらこ。これも、安定的に旨さを作れるのですが、戦力分散の危険が。いわゆる塩味で行くか、バターを絡ませるか。

個人的にはたらこの旨みで十分イケるので、バターは多少しつこさを感じる。今回は塩味ですね。

そして和風もがんばります。焼うどん軍団。こちらも味のベースはしっかり作れてる。それほど不味くなる要素もない。しかし、ここでも戦力分散の危機が。ソース派と醤油派に分かれるのです。

ソースは王者がいるからそっちで良いんだけど…と思うのに、毎年戦いを挑んでくる商品がいます。

恐らくこの四種が強いでしょう。

エースコックの狙い2

たらこ、というジャンルの狙いに加えて、商品名。

伝わる商品名、を用意してきました。

朗報、ですから。これはもう覗いてみたくなる。

この傾向、多くの類似商品が並ぶラノベの電子図書館の検索結果を勝ち抜く戦略と同じ。「慕情」「暗黒のレクイエム」「炎」みたいな抽象的なタイトルだと埋もれます。

「パーティーを用無しと追い出された魔術師がジョブ間違いで再覚醒」みたいな、もう誰が何するのか分かるタイトルになるのです。

今回も、同じ匂いが。

そんな訳で今回の商品、頑張ってます…が、やっぱりもう棚に並んでないのです。




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