英語を使って世界を広げる21〜発音の仕組みを知る〜
さて、今回はスピーキングの話になります。
以前音マネの重要性の話をしたと思いますが、ここでは、より良い発音をするためのトレーニングについてお話しします。
1、そもそも音から始める理由は?
前にも少し触れましたが、オススメの学習スタートはリスニングとシャドーイングです。
正しい発音を覚える事で、
①ネイティブが言っていることが聞きやすくなる
②音が似ている単語が聞き分けられる
ex.Rock/Lock , sink/think
③ネイティブと話す時に自信を持って話せる
④慣れると音で文字の構成がわかる
というメリットがあります。
さらに文法・単語からはじめ、発音を疎かにした時に起こるデメリットもご紹介します。
①単語を覚える時に、文字の構成・意味・発音をバラバラに覚えなければならないので手間がかかる
②所謂ローマ字読みが通用しない単語の読み方が難しく感じる
ex.Scheme/budget
③ネイティブと話す時に、結局相手に気を使われる
そうなると引け目を感じることもある
④発音が悪いと知性が低く見られる
発音が酷くて、いじめられたり、バカにされること
は残念ながらある
ここまで書いて、逆に文法・単語からはじめるメリットはどれくらいあるでしょうか?
学校のテスト、TOEICの点数を取るなら、逆でもいいと思います。
ただ、
【テストの点を取る方法とコミュニケーションを取る方法は別物である】
ことは、知っておいてほしいと思います。
2、唇と舌の動きを知る
まずは下記動画をご覧ください。
このシリーズは、発音のやり方がわかりやすいので、全部観ることをお勧めします。
観ればわかりますが、舌を置く位置、唇の動きによって発音が変わります。
これがわかると、
【日本語と英語は音が違う】
ことが理解できます。
単純な話、LとRとラ行は全て別の音です。
Rockであっても、ロックではないんです。
だからそれをマスターするために、この動画を通じて必要な口の筋肉と舌をトレーニングしてみてください。
3、英単語は音の組み合わせ
ここで、1つ大切な情報があります。
日本語は、”シー”
英語は、”SEA”
同じ海を意味する言葉ですが、
日本語はシ・ーの2つの文字の読み方を、単語にしてもそのまま発音します。
しかし英語は、S(エス)・E(イー)・A(エー)のそれぞれのアルファベットの読み方と、単語になった時の発音が違います。
※SEAは、エス・イー・エーとは発音しませんよね?ってことです。
つまり、
日本語は、文字の読み方の組み合わせ=発音
英語は、文字の読み方≠発音
なのです。
ということは、日本語の様に(平仮名の”あ”から学ぶやり方)アルファベットの名前から覚えようとすると、
【書き方と発音のリンクに時間がかかる】
ということになります。
日本語は五十音を覚えれば、
“きょうのてんきは、はれです”
が読めます。
しかし、英語はアルファベットを覚えても、
“It is sunny today.”
は発音できませんよね?
だから、
【英語は音から始める】
ことが大事なんです。
4、まとめ
いつものことながら、話があちこちにいったのでまとめたいと思います。
①コミュニケーション能力を上げる勉強とテストの点を取る勉強は、アプローチが違う
②日本語と英語は全く別の音
③アルファベットの読み方がわかっても、単語は読めない
だから、
【発音の勉強は重要】
だということです。
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