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近況報告または雑談回、あるいはいつもの発狂

マジカルバナナ、ってあるじゃないですか。
小学生か中学生くらいに何人かでやる遊びの一つです。発想はしりとりに似た何かを感じますが、ゲーム性は連想ゲームそのものですね。
ざっくり例を挙げさせて頂くと、

①バナナといったら黄色
②黄色といったら邪神ちゃん(!?)

ですの~

③邪神ちゃんといったらサブカル
④サブカルといったら秋葉原
⑤秋葉原といったら電気街…
(ちなみに、邪神ちゃんドロップキックの舞台は秋葉原・神保町である)

このコマいつ見てもシュールすぎる なんなんだこれ

てな感じで連想ゲームをしていくわけです。何が難しいんだと思われる方も多いと思いますが、これを四拍子のリズムに乗って進めていかないといけないんですよね。意外に瞬発力が必要で、パッとは思いつかないことも多いです。連想ができないなんてのはまれで、リズムに乗れなかったという敗因が一番多かった気がします。

ちなみに私は太鼓の達人はじめ音ゲーがとにかく苦手である。人(あるいは人の作った何か)に合わせるのが無理なのだ。なんでそのリズムなんだ、解釈不一致だ、としばしば発狂する。

それはさておき、なぜマジカルバナナの話を初めに持ってきたかと言いますと、私がこのnoteの記事を書いている時もまたマジカルバナナをしているからなんですよね。
例えば前回のnoteでは『8番出口』というゲームから法学部がどういう学部かという話へと進めて行ったわけですが、これも脳内でマジカルバナナをした成果だったりします。たぶん20ターンくらいやったとは思います。ずっと俺のターンです。考えるの大変でした。

そう、大変なんすよ。実はこのnoteの記事、今こところ第6稿くらいで、原稿用紙をクシャクシャポイ、を何回も繰り返しているんですよね。まあ実際はdeleteキーを連打しているわけですが。
その原因がまさに、私のnoteにおけるマジカルバナナ製法にあるんですね。要は連想が続かなかった。あるいは、いい感じにまとめられない

いやあの、マジカルバナナ製法するだけなら簡単なんですよ。さっきの例で言うと、邪神ちゃんから連想して花園ゆりねがかわいい、という話をこのnoteでしたっていいんですよ。

「オタクが好きそうなビジュしてんじゃねーですの」
「あんたにだけは言われたくないわ、邪神ちゃん」

しかしながら、これではどうも味気ない。オタクのオタクによるオタクのためのオタク特有の早口が炸裂してしまうだけです。
というわけで、私はマジカルバナナ製法のほかにもう1つ記事に調味料を加えることにしているんですね。それが「和歌」です。

言ってる事が分からない…イカれてるのか?この状況で───という空条承太郎の声が聞こえてきそうですが、私は至って真面目です。
京都大学の入試でお馴染み「和歌」。古文重要事項を作って下さったイケオジ先生の薫陶を受けたのももう数年前と考えると泣きたくなります。

これ使ってないやつはマジで危機感持った方がいいってジョージの画像貼ろうと思ったけど、
駿台内部でもアンチが多いためやっぱなしで

それはそうと、本学の入試で和歌が出るときまって和歌の部分31文字全てに傍線が引かれ、「この部分を現代語で説明せよ」なんて問われるわけですね。

令和5年度入試でもやっぱりいた

この問題の何が難しいかというと、和歌がそもそも古文の普通の文法に則っていない場合があることもあるのですが、アイツ、なんか特殊なテクニック使いますよね。掛詞、縁語、本歌取り。各テクニックの説明は「古文重要事項」にお任せしますが、まあ要は言葉遊びとかいう暇を持て余した神々の遊びをしている訳ですな。

さてここで、私は縁語を1回、本歌取りを2回しました。「京都大学・和歌」と「古文重要事項を作成したイケオジ師」を縁語にしたつもりです。
本歌取りは言うまでもなく、『ジョジョの奇妙な冒険』とお笑いコンビ「モンスターエンジン」のコントですね(っていうかあれ2010年頃なんだ…嘘でしょ…)。

とまあ色々カッコイイ言葉で自分の脳内思考を修飾して表現してみましたが、何が言いたいかというと、和歌が「枯れ」と「離(か)れ」で言葉遊びをしたり古典の有名な文章を引用したりする代わりに、私は現代語で言葉遊びをしたり、ネットミームを引用したりすることにしているんです。

なぜそんなことをするかと言われれば答えは1つで、その方が面白いからです。その一点に尽きます。
教科書って読んでて楽しくないじゃないですか。あれはなぜかというと、文科省の定めた膨大な学習指導要領の要求を満たすべく徹底的に無駄が排除されているからです。教科書はそういうものなのでそれでいいと思うのですが、それを使う側───教師───まで無駄を排除して教えるべきではないというのが私の考えです。むしろ「無駄」があった方が勉強になります

普通の文章でもそうだと思いません?
ツイッターで見かける陰謀論者の書く文章が例外なく退屈なのは、自分の主張を開陳するのに必死で余裕がなく、「無駄」を考える暇がないからだと思われます。陰謀論者に限らず、一部の(テレビ出演するほど真っ当な)学者さんであってもそういう方はいらっしゃるのがまたアレですが…

「うるさいですね…」←チノちゃんはかわいいからいいか

ネットのイヤな部分を象徴する場面として、「お前顔真っ赤w」というレスがされることがあります。しかし、結局のところ顔真っ赤にして文章を打ち込むと大抵、必死で余裕のない文章になって、正論であっても読んでもらえないなんてことが多々あるのではないでしょうか。

そのため私は原則、以下のようなコンセプトでnoteを書いています。
「読んでて楽しいようにおふざけ要素をふんだんに詰め込む、でもときどき真面目な話もトッピングする」
まあ、実際のところ真面目な話が伝わっているかどうかはよく分かりませんけどね。真面目な話をするのは特にこれといった理由が明確にある訳では無いのですが、せっかくまとまった文章を書くなら少しくらい生産的な話をしよう、という意識があるからかなあと思います。せっかく皆さんの貴重かもしれないしそうじゃないかもしれない時間を戴いてるわけですし。

正直、私、自分でも文章書くのは上手い方かなとは思っています。そりゃ京大生なんだし法学部なんだしで当たり前かもしれませんが。
しかし、創作を書くのは本当に苦手なんです。説明的文章や随筆(このnoteもそうかもしれない)は結構得意な方だという自信はあるのですが、小説はからきし書けないですね。詩歌に至ってはそもそも作者の気持ちが「わからない」ので論外です。
詩歌はともかく、小説書くのはどうしても厳しいんですよ。というのも、小説を書くとなると、まず人間の心の機微というものを知らないといけないじゃないですか。でも残念ながら私にはそんなもの分かりません。魔族としてゾルトラークされた方がいいのかもしれませんね。

フェルンにゾルトラークされるなら本望かもしれない

で、仮に人間の心の機微が理解できたうえでそれを上手く表現できたとして(この時点で難易度MAXである)も、更に大きな壁が立ちはだかります。それが「原体験」です。
例えば『のんのんびより』なら作者の田舎での生活経験が活かされて田舎特有のスローライフというか、都会とはちょっとズレた世界観を作れているわけです。淀屋橋とか品川で突然「にゃんぱすー」なんて言おうもんなら通報されますよ。

癒されるから見るのーん
うちも見たん!次は3期見るんなー!

あるいは『涼宮ハルヒ』シリーズでは、作者が文芸部であったことと、SOS団が文芸部の部室を乗っ取って利用していることは無関係ではないでしょう。宇宙人・長門も元々は文芸部員ですからね。

親の顔より見た部室

賢明なる読者の皆さん、いや、ここはもう少し皆さんの属性を詳しく表現するべきと思いますので訂正させていただいて、私のように陰キャゲチピエロの皆さんならお分かりかと思いますが、私にはこのような美しき原体験が「ない」
なんて言ったって中学はラケットをバットにして野球をしていたテニス部、高校は情報処理部でもコンピュータ研でもないのにLAN教室に居座るタイプの帰宅部でしたからね。

情報処理部といえば『ゆゆ式』。
特に何もイベントは起こらないのに、掛け合いだけでここまで「萌え」を提供できるのは本当にすごい。

まあ高校のLAN教室に居座ってた頃は人生の中でも割と楽しかった方ではあるので、創作には活かせるかもしれませんが。

この頃都に流行るもの、インターネットなるものが発達して人間誰しも創作を投稿できるようになった訳です(noteもそうですよね)が、なろう系が一種の蔑称として扱われていることからもお分かりのように、その質はピンキリです。この質の差って何に起因してるんでしょう?転スラとなろうに転がってる有象無象のRPGモノとは何が違うんでしょう?

友人に勧められた時、「はいはいどうせ俺つえー系でしょ」つってダメ元で見たら
全然面白くて土下座したことをよく覚えている

この辺の1つの答えとして、私は先ほどの「原体験」が関わってくるんじゃないかと思っているんですね。これは本質情報なんですけど、純文学書いてようがラノベ書いてようが漫画描いてようが、創作者ってやっぱり心の中は陽キャなんですよ。部屋でこどおじしてる訳ない。

陰キャがこんな台詞思いつくだろうか?
陰キャに書ける台詞は「なんつってる間に4時っすよ(笑)」くらいなものだろう。
(出典:『きんいろモザイク』)

逆に言うとこどおじしてる人、まあそこまで言わずともネットの海をただぼんやり徘徊している私のような人間こそがなろう系の有象無象を生み出しているのではないかと思うんです。
京アニの事件が起きてから5年が経とうとしていますが、その犯行動機は「京アニに自分の作品を盗作されていると感じたから」。ただ、そのような事実は裁判所で1ミリも認定されなかったばかりか、むしろ逆、被告側が京アニの作品を盗作したのではないかという声まであります。

被告の書いたラノベと『けいおん!』の違いは、やっぱりネットの海を脱することができたかどうかに行きつくのではないでしょうか。
被告は幼い頃より虐待を受け、卒業後も定職に就けず、2ちゃんねるのスレを漁る日々だったと言います。
これらが彼の「原体験」だとしたら、彼のラノベがコンテストの一次予選を通過できなかったのは残当というほかありません。

では被告は、いんたーねっとおーばーどーずしている私はじめゲチピエロは、美しき原体験がないのだから、人々が求めるようなラノベを書くことは「できない」のでしょうか。

「電子の海を漂うオタクに笑顔を!」
マジで電子ドラッグ

これはまだ私の中でも答えが出ていませんが、そうは思いたくないというのが本音でしょうか。
被告のラノベも、SF・ミリタリー・学園ものというチョイスがまずかった(彼にとっては、控えめに言っても縁がなさすぎるテーマではないだろうか?)だけで、例えば自らの虐待体験や陰謀論めいた思考を主人公に投影したようなものであれば、あるいは刺さったかもしれません。

ですので私も宣言しておこうと思います(有言実行した実績はあまりないですけどね)。司法試験までに何か自分に書けそうなテーマを決めて一本書こうと思います、小説。いや純文学とか無理なんでラノベでお願いします。絵も描けないので・・・。
と言いつつ、それを口実に研究と称してアニメを片っ端から見て現実逃避するのはやめたいものです。あはは・・・。

それでは、良い感じに文字数も稼げて来たのでこの辺で失礼しようと思います。小説書こうとしてる人間というよりかは読書感想文に四苦八苦する小学生のガキのようなことをのたまうな、というツッコミはさておいて、次回は何について書きましょう?
いやあの、法学部の答案の書き方のやつは…その…絶対上げるんで…夏休みまで…待ってくれませんか…へへ…

困った時のぼっちちゃん。
再現答案書くのなんてちょちょいのちょいですよ~(大嘘)

まあ、また創作意欲が湧いたらひょっこり投稿するのでまた見に来てください。そのうちネッシーとかツチノコみたいな扱いになってそうですが。


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