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[詩]星々のかけら


眼下にきらめく星々のかけらをみつめる
生命の匂いに満ちたそのかけらは
暗闇の中、やがて発酵し消えていく

回転木馬のごとく揺らぎ続ける世界の中で
その匂いに朧げな記憶をたぐり寄せる

歓喜と祝祭の記憶
先刻までの夢のような世界はもはやここには無い

あるのは後悔と懺悔と反省
額に手をやり、自らの体温を測る
手が冷たいのか額が冷たいのか
その両方か
 
頬が濡れている


意を決して立ち上がる

風呂場の雑巾を目指して




『飲み過ぎの夜明け。』

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