西 いずみ

2020年3月26日 G20が5兆ドル以上の資金投入を表明した。 近い将来IMFが画策…

西 いずみ

2020年3月26日 G20が5兆ドル以上の資金投入を表明した。 近い将来IMFが画策する国際基軸通貨リセットまでの軌跡をここに書き留めます。

最近の記事

デジタル暗号資産の現状と予測①

Bitcoinがコロナ渦での乱高下ののち、値を戻しつつある。金に変わる避難先としての存在感を増しつつあるが、Bitcoinの「何者にも裏打ちされない」という諸刃の刃は、例えば決済通貨として浸透しにくい所などに如実に表れているだろう。 代わりに求められているのがステーブルコインと言われる決済機能に特化した仮想通貨である。 仮想通貨が需要と供給で取引価格が決まるのに比べて、ステーブルコインはドルなどの基軸通貨に連動するように設計されている。そのため、Bitcoin以外の仮想通

    • 1946年 預金封鎖で何が行われたか

      1946年2月17日、預金封鎖が行われた。追って3月1日、新円切り替えとなった。 具体的には持ち金を銀行に強制的に預けさせ、旧紙幣を使用停止させ、新紙幣の使用のみ可とした。 これは当時発生していたインフレーション抑制という側面もあったが、それだけではない。 その真の目的は国民資産の確定と徴収にあったと言えるだろう。 預け損なった旧紙幣は文字通り紙屑となる。そして預金の引き出しは封鎖解除まで月額500円を上限とされたという。 これらは悪夢のインフレと相まって国民生活に

      • コロナ禍でのデフレとインフレ

        2020年3月11日、新型コロナウィルスによるパンデミック宣言がWHOにより行われた。 世界経済は大きく動揺し、3月11日より金価格さえも大きく下落することになる。それまで1,650ドル超で推移していた金が12日には1,570ドルと大幅に下落し、3月16日~3月20日と1,500ドルを割った。しかし、幸いなことに金は一時的な下落にとどまり、5月現在では安定傾向にある。 それに反して、大幅な下落が続いているのが原油価格である。3月16日に30ドルを切った原油先物価格は、4月

        • 2020年3月26日 G20の表明の衝撃

          流行阻止へ「あらゆる手段」 新型コロナ対策550兆円―G20首脳 新型コロナウィルスによる災厄ーコロナ禍によって世界が一変して久しい。3月26日時点で550兆円だった世界の対策費も日に日にそのコストが膨らみつつあり、日本だけでも2020年度補正予算成立点で、117兆円の事業規模となった。 この巨額の資金が今後経済、政治にどのように影響力を持つのか、このnoteを備忘録としたいと思う。

        デジタル暗号資産の現状と予測①