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ニシイケバレイ通信 Vol.1


ニシイケバレイというネーミング

誰が名付けたかニシイケバレイ。
我ながらいいネーミング、いい響きだなぁと思うが、我ながらと言いつつ私が名付けたのかどうか明確な記憶がない。ニシイケバレイ開業、いわゆる所有する敷地一帯をニシイケバレイと対外的に名付けちゃった日は2020年7月29日。それに先立つ前年の10月くらいに主だったメンバーとエリアのネーミングどうしようか?と悶々と考えていた。現Chanoma、当時は平屋と言っていたが、そこに2016年末まで約17年もの間、私は家族と住んでいたのだが、おそらく目の前にそびえ立つタワマンの影響で猛烈に風の強い日も多く、風車でも置いて、風力発電でもしようかと考えたこともあるくらい。なので当時住んでいた時は家人と「ここはまさに風の谷だ」と話していた。
過程は多少はしょるが、風の谷から例えば「西池の谷」はどうだろう?西池またはニシイケというワードは使いたかったと記憶している。「西池の谷」じゃ、ちょっとダサい。渋すぎる。「谷」は英語で言うとvalley。お!ニシイケバレー、いやバレイの方が収まりいいかも!
じゃ、「ニシイケバレイ」でどうだ! そこにいたメンバー誰しもが「これぞ!」と思った瞬間!
シリコンバレーとかビットバレーとか知の集積というか色々なものが生まれているところもバレーが付けられているが、ニシイケバレイという名称には町の人の営みの積み重ねでいろいろなものやコトが生まれる場所になるみたいな想いも込められそうだ。そんなこんなで降りてきたネーミングだったのでした。そして平屋を出て、空を見上げるとタワマンやマンションに囲まれたこの場所、ここはまさにビルの谷間にぽっかり空いた「valley」以外の何ものでもなかったのでした。ぜひ皆さんもこちらに来たら空を見上げてみて下さい。
さてこの度、「ニシイケバレイ通信」なる紙の媒体を発刊いたしました。これはかなりごくごく私的な想いで前々からずっとやりたかったこと。SNS全盛の中、手触り感のあるのもいいですよね。気楽に月1発刊の予定です。ぜひお付き合いください。 

(深野※ニシイケバレイオーナー)

難解なテリーヌ

「テリーヌってなんですか?」とよく聞かれる。私も何と言えば正解なのかわからなくなる。例えば、インターネットで検索すると野菜やお肉を使ったフレンチが最初に出てくる。私も初めて食べるまでデザートのテリーヌの存在を知らなかった。Chanomaでテリーヌを出すと決めてからテリーヌとは一体どういうものなのかを調べた。1番しっくりきたのはガトーショコラとの違いで、小麦を使うのがガトーショコラで使わないのがテリーヌショコラという説明だった。ここから小麦を使わないケーキを作り始めることになるが、テリーヌのレシピをネットで見ていると大体のレシピに小麦が使われていることを発見してしまう。なぜ一般的なレシピに小麦が入っているのかはなんとなくわかりますが、ここでは触れないでいきます。もちろんChanomaのテリーヌには小麦粉は使っていません。テリーヌをネットで調べていろんな情報があるのでほんとテリーヌって難しい。テリーヌって何かと聞かれて「小麦粉を使ってないケーキです。」と説明しても、どんな味かわからないのですし、結局なんて言えば正解なんでしょうね。

(加藤※Cnanoma

こねくとマルシェ

2023年5月。ニシイケバレイの駐車場を広く使えるこのタイミングで、これまでに繋がってきた土地・生産物を集めて、「こねくとマルシェ2023」なるものを開催。南は奄美群島のひとつ“徳之島”から、北は岩手県まで、つくり手の熱い想いが詰まった商品とともに現れたのは、つくり手よりも熱い想いを持つ現地の繋ぎ手。お蔭で予想以上の熱い空間となった。沢山の魅力的な商品が並ぶ中、一番の注目を集めたのがフリーバナナ。徳之島に住むご夫婦のお庭で採れた“島バナナ”。ドーンと枝ごと置いておいたら、子供から大人まで興味津々。バナナをスーパーでしか見たことのない子供達は一瞬何なのか分からない様子で、よーく見て「バナナ!!」とテンション爆上がり。こういう光景を見ると「こねくとマルシェ」を続けていきたいなぁと。ものの過程を知る、環境を知る…、情報が溢れかえっている時代、“体験”の面白さを感じてほしい。こねくとは続く…

(桜井※結人

ひひひ

今年に入って通学方法を電車から自転車に変えてみた。
朝の通勤通学時間はレース状態である。前・後ろ・横をみて、抜いて抜かされ走って行く。
初めは皆の勢いに圧倒されるも、体力的にも道のりにも徐々に慣れてくると周りを見る余裕が生まれた。こんなところに建物あったっけ、とか。ここの病院いっつも朝から大行列だな、とか。いろんな物・事に気がつけるようになる。この間なんかは、自転車のカゴにフランスパンが大量に入っていて、さらに両腕にフランスパンが大量に入ったビニール袋をぶら下げて自転車を漕いでいるオジサンに遭遇できた。あと、パーカーのフードを被りフードの紐をキュッと閉めて親指をしゃぶっている人に遭遇した時は、とっさに頭にモンチッチが浮かんだ。そんな感じで、ずっと前を向いているからいろんな情報が目に入ってくる。満員電車に耐えられなくなり自転車通学にチェンジしたが、想像以上の楽しい。
アルバイト帰りの、23時。車も通らない広い道路で好きな音楽を聴きながら自転車を走らせていると、ものすごく「ひひひ」な気持ちになるのであった。

(寺本※編集担当)

まるいもんの日常



ニシイケバレイ通信 Vol.1 まとめ



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