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スリランカで気づいた新たな自分の長所

食へのこだわりが薄い

スリランカに来て最初の1か月はホテルステイだった。そのため、自炊は出来ず、食事は基本的に外のお店で買っていた。私は旅行者ではないため、ホテルの美味しいご飯やお高めの日本食に頻繁にありつける訳ではない。さらに、新居に引っ越す時のために少しでも節約をしておきたい気持ちもあった。
そんなこともあり、その時の私の食事ルーティンは朝にバナナ、昼にライス&カレー、夜にパン(辛くないから)というサイクルであった。たまに夜のパンをロティやホッパーにしたりして、辛い食事と対峙する機会を減らしつつも、価格面を抑えられる点では大変満足だった。しかし、一緒にスリランカに来ていた人はしばらくすると、「日本食が食べたい」と言い始め、中華レストランや日本食をテイクアウトする様子が何度もあった。

ある日、ショッピングモールで一緒にラーメンを食べに行ったラーメンは1杯2800ルピーと、値段としてはかなりお高め。しかし、それを美味しいと言って嬉しそうに食べる友人たちの姿を見て、自分自身の食の価値観が少し違っていることに気づき始めた。(もちろんラーメンはめっちゃ美味しかった)

恐らく、自分自身の食事に対する価値観の中で「食べれたらOK」と思っている節が強い。だからこそ「美味しさ」よりも「価格面」「体に良いか」「手軽に食べられるか」などが優先される傾向にあるように感じた。(もちろん美味しいことも大事だ、ただ他の人より優先順位が低くなりがち)

海外における食事問題は結構深刻で、日本に住む外国人の人がどうして高いお金を払って故郷の食材を取り寄せるのか?と薄っすら疑問に思っていたことがスリランカに来て、なんとなく理解できたような気がする。

こんな感じで、「たぶん食に対するこだわりがないんですよね~」と言うと「すごいじゃん!どこでも生きていけるよ!」と言われたりする。しかし、この特徴にも短所はあり、こだわりが薄いがゆえに粗食になりがちであったり(だいたいこれで貧血一歩手前までいく)、料理があまり上達しない傾向にあったりする(そもそも美味しさを求めてないから)。

日本食、美味しいし、食べたい気持ちはあるんだけど、渇望はしてないんだよなぁ…。

そもそも人に対して距離感が近い

スリランカの人はよく手を繋ぐ。(同性の場合に限る)道案内する時でも、一緒に道路渡る時でも、喋ってる時でも、わりとよく手を繋ぐし、繋がれる。

スリランカに来て最初の方は、その行為に少しタジタジしてしまったのだが、最早自分から手を繋ぎに行けば大丈夫なのではないか?と考え始めて、今では手を繋ぐことにもそこまで抵抗を感じなくなった。
そもそも、私は日本にいたころから仲良しの人と手を繋いだりしていたので、ある種の距離感の近さがここに来て発揮されているように思う。

とは言え、これらは突発的な行為のみを指していて、日常的にずっと誰かと一緒にいるのは、厳しかったりする。だから、同僚の人にオヤーアマールイ(あなたは難しい)と言われるのかもしれない。

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