リスが家に巣を作る
洗濯機が壊れ、手洗い&脱水の日々を送っている。
そんな日の最中、家の窓の上にある網戸を見ているとリスがいた。しかし、リスのいる場所がどうも網の外ではない気配がする。よく見てみると、網戸と網戸の隙間に巣を作っていた。だから朝掃除した時に細かい草がいっぱい落ちていたのか…。
洗濯機の次はリス…。最早ビックリというより、スリランカだなという実感の方が近い。幸いにも今回は、リスが部屋の中に侵入して巣を作った訳ではなく、網戸と網戸の間に巣を作っていた為、大きな実害はなかった。
とは言え、一番外側にある目の細かい網戸は破られて侵入されている訳で、現時点でリスの侵入を防いでいる内側の網は1センチほどの網目の大きいものなのだ。そう考えると、リスが侵入できるということは蚊やゴキブリも入れてしまう。さらに内側の網戸は目が粗いものなので、虫は簡単に室内に侵入できてしまうのだ。
100歩譲ってヤモリ、50000歩譲ってゴキブリは良いとして、コロンボはデング熱の流行地でもある為、蚊の侵入は出来るだけ避けたい。そこで、大家さんに連絡し、後日リスの巣を見てもらうことになった。
大家さんがリスの巣を見に来る前日に、学生に「リスってシンハラ語で何て言うの?」と聞いたら「レーナ」と言われた。あのビジュアルで、レーナって可愛いなと思う。
そして、大家さんにレーナの巣を見てもらった時に「レーナが侵入した所を塞いでほしい」と伝えた。しかし、大家さんからすると「もう一枚目の粗い網戸があるんだから、室内には入ってこないし、大丈夫よ」と言われる。まぁ、これも想定通りだ。大家さんからしたら、あなたには実害がないのに何を心配しているんだ、ということなのだろう。
しかし、これで引き下がりたくもなかった為「リスが入れるってことは、蚊とかゴキブリも入れるってことですよね?私はそれが嫌だから、侵入した所に新しくネットを張って欲しい」と伝えた。しかし、大家さんとしてはリスは今の状態でも入ってこないのだから大丈夫でしょ?という顔で、全く理解していない様子だった。
まぁ、こればっかりは仕方のない話だ。しかし、最後の望みとして「このレーナの巣は撤去することは出来ますか?」と聞いた。あわよくばレーナの巣を撤去する時に侵入経路を塞ぐようにお願いしようと思ったからだ。
大家さんはそれに対して「オウ プルワン(うん、出来るよ)」と言った。しかし、その後「でも、今はレーナの子どもが巣にいるから出来ない。やるとしたらレーナの子どもが巣立ってからだね」と続けた。なるほど、確かにそれはパウ(可哀そう)だし、なんともスリランカらしい考えだと思って、つい感心してしまう。
実際、レーナが巣立ったとして、本当に巣の撤去に着手してくれるかどうかは謎だが、(とりあえず何でもプルワンっていうから)しばらくはレーナの成長を見守っていくしかない。
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