一時帰国の備忘録
シンガポール経由で日本に一時帰国して早数日。感じたり思うことを少しずつまとめていく。
地下鉄に乗っていたら、昔同じバレエ教室でレッスンをしていた子に再会した。彼女は高校生ぐらいで海外のバレエ学校に留学して、そのまま外国のバレエ団に就職してバレエを踊っていたような子だったが、今はバレエも辞めて日本で働いている。
私が3週間ぐらい一時帰国している、と言うと「その感じ、留学してた時と一緒で懐かしいわ。もう1日たりとも無駄にしたくなかったし、戻る時の空港では号泣してた」と彼女は言った。昔はそんな感覚を共有できるなんて思ってもいなかったのに、10年ぐらい経ってお互いがその感じを共感しあえるって、なんか凄いなぁとしみじみしてしまう。
約3週間の一時帰国とは言え、既に折り返し地点に立っていると考えると、時間は早いものである。
海外に行くまで感じることが少なかったが「1人で何でも出来る」ことの喜びや嬉しさを噛み締めることが本当に多い。それぐらい日本という場所は「1人」であることの配慮や気遣いがあるのかもしれない。
とは言え、それは「より良く生きること」がどういう事なのか?というその土地それぞれの価値観が反映されているからだと思う。スリランカだと何かしら誰かの支えや助けがないと、生きていくのが大変だったりする。しかし、それは常日頃から家族や友人で集まって過ごすことが良しとされているからだし、1人ってことに対する社会的な弱さもあるのかもしれない。(例えば1人で歩いている女性なら何してもいいみたいな感覚とか)
逆に日本だと「お1人様」って言葉があったりカフェとかにも1人用のテーブルがあったりして、1人であることが社会的にも容認されている感じはある。(もちろん日本全国ではないと思うけど)
あとは、自然に触れることは私にとって結構重要なことだったことを思い出せて本当に良かったと思う。スリランカから帰国したら、どうするかって話をここ最近チラホラしていたのだが、自然のことを完全に忘れてアレコレ考えていた節があった。もちろん、それも無駄ではないのだが、やっぱり改めて認識できるような体験を出来たことが大事だと思うからだ。
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