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ネオニコチノイド系農薬

日本の農政について、知れば知るほど驚くことばかりです。

正しい情報を追い求め、出来うるところから改善していくことに尽きると思います。

東京女子医科大学東医療センターの平久美子医師はこう語っている。

ネオニコチノイド系農薬は他の農薬と違い、血液中に分解する酵素がなく、しかもタンパク質とよく 結合するので、少量でも徐々に体内に溜まっていきやすいのです。調理で何割か削減で きても、残りの何割かは体にどんどん溜まり、いずれ大変なことになります。持続的に摂取して安心な農薬など一つもないということです」

結論は、ネオニコに汚染されたくなければ、できるだけ有機野菜に替えていくしかないということだ。(奥野修司氏)

北海道大学の池中良徳准教授は、NPO法人「福島県有機農業ネットワーク」と一緒に、有機食品(野菜)を食べて体内の農薬を減らせるかどうか調べたという。

「協力者を募り、一つのグループは5日間有機野菜を食べていただき、もう一つのグループは30日間食べていただきました。すると、有機野菜に切り替えたとたん、農薬成分のジノテフランもアセタミプリドもどんどん減っていきます

5日間でもネオニコが激減するなら、時々有機野菜に切り替えることで、体内に蓄積したネオニコを排出することも可能であろう(著者 奥野修司氏)(p162~164)

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