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クラウドファウンディングを通じて、いまここメキシコで強く思うこと

昨日、1ヶ月弱に及んだクラウドファウンディングが終了致しました。結果、目標額の116%に値する1,747,111円が109名の方々から集まりました。応援して下さった方々、改めて心から感謝申し上げます。漸く、一人一人のお名前や支援内容についてもこれから確認できると思いますので、一人づつご連絡させて頂きます。6月の中旬頃から、随時Tシャツの発送を開始しようと思ってますので、リターンの受け取りについてはもう暫くおまち頂けますよう、宜しくお願い致します。

クラウドファウンディング.001

独立してから5年。「絶対に、何があっても心は折れない」と信じてやまなかった僕でも、流石に今回のコロナショックは堪えました。

進行中だったプロジェクトは相次いで白紙へ。月額契約などの案件は契約を切られ、観光客で賑わうグアナファトはゴーストタウンと化し、レオンの60席ある店舗も閑古鳥が鳴く日々。不安そうな顔をする社員もいれば、若手のエースはこの状況を打破すべく知恵を絞って案件獲得に奔走していた。働く気があって、優秀で、能力がある仲間に苦労させていることが悔しくて仕方なかった。

「ピンチを救ってこそ、責任者でしょ。社長はその最たるものになんなきゃダメでしょ」と自分に言い聞かせ、創業後、最大の入札に全身全霊をかけて臨んだものの結果は非特定。自分の非力さと未熟さを痛感しました。大変な時に明るいニュースとお金を持って来れなくて何が社長だと。非特定のメールを見たときは、流石に目の前が真っ暗になりそうで、心が折れそうだった。これまで自分が駆け抜けることが出来ていた使命感や夢や希望なんていう前向きでポジティブな感情が弱くなる一方、これまで心地よくも感じていた「人を雇う」ことや「たくさんの人たちの生活を背負ってる」ことが、重たく重たくのしかかっていたんです。もしかすると、ポキッと音がする寸前にあった気もしなくもない。

そんな時、同時並行で進めていたクラウドファンディングの支援者が集まり、沢山の友人、知人、取引先の方々から応援のメッセージを頂きました。結果、170万円以上のお金が109名の方々から集まりました。

応援してくれたのは「西側だから」「生田がいるから」といった個人的な繋がりを通じた支援だったり、企業としての存在意義を信じて、感じてくれて応援して下さった方だったり。109名の方々のそれぞれに、理由があると思うんですが、一言でいえば「期待」なんだと、勝手に僕は解釈しました。Encounter Japanの「予告編の続きがみたい」と思って下さったから、沢山の方々が応援して下さったんだと思います。

「いつまで予告編続けてんだよ」って叱責が世界中から聞こえてきて、空き缶が飛んでくるように思います。仰る通り。耳が痛いです。間違いなく予告編が他の物語より長いし、地味な割には重ための苦労が多すぎる。「必ず成功するから」と双日の同期や地元の仲間に約束して、5年が経ちますが、資本主義を生きる株式会社としては、全く成功してないのが現実。

ただ、僕はまだキッズ・リターンのマーちゃんがいった「まだ始まっちゃいねぇよ」という強がりを自分の身にも重ねてるわけです。今年32歳になるし、社長はじめて5年経つけど。競馬でいえば倍率めっちゃ低い「万馬券」状態の僕ですが、応援して下さってる方々が「この万馬券、やっぱ買っててよかった」と思って貰えるような、いつか自慢して貰えるような人に、会社に必ずなります。

間違いなく言えるのは、いまいる弊社のメンバーの目は、全く死んでない。誰の目も死んでない。みんなそれぞれが不安やストレスを抱えながら、それでも前を向いてる。企業としても個人としても変わらなければならないことを誰しもが理解してると思うし、僕も強く思っています。

必ず生き残って、「日本とメキシコの新しい歴史」を創っていきます。僕たちにとっての死地でありながら、Encounter Japanの本編がこれからSTARTです。

改めてこの度、ご支援頂いた109名の皆様。心より御礼申し上げます。皆様に応援して頂く中で、受け取ったお金と言葉を胸に刻みなながら。必ずこの死地を乗り切って、もっと価値ある事業と人材を創り上げていく過程で、僕もうんと成長して、経営者として成長します。本当に有難うございました。


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