No.191 「生徒は常に見ている」

日々、全国の学校を伺う身。学校側の対応も様々だ。本当に様々で、びっくりするようなことも少なからずあり、将来は暴露本でも書いてみようかと企んでいる。(笑)

冗談はさておき、素晴らしい学校、勢いのある学校、教育が上手くいっている学校には、次の共通点がある。

1.最初と最後の締めをしっかりなさる。
まず、私(講師)を紹介する前に、目的を明確に周知し、生徒の集中を高めた後に、私へバトンタッチされる。
(生徒は私語でざわついたまま杓子定規に紹介され、すぐにマイクを渡されるところもある。更には紹介もなく前にどうぞと、案内されるところも)

また、終了時には私が伝えた内容を振り返りながら、意味付けをきちんとなさる。
(さっさと生徒たちを教室へ戻るよう案内されるところもある)

2.ご自身も参加される。
決してお任せなどで、その場を離れることなどはなさらない。
生徒以上に真剣に受講される。
(あとはお任せと、さっさとその場を去られるところもある)

先生方のご多忙さは重々承知している。その上で、大切なことを見落としていらっしゃると感じることがある。
その大切なこととは、

先生の真剣度を、生徒たちは常に見ている

ということだ。

先生の真剣度と生徒たちの成長度は、必ず比例する。

見落としている先生方、もっともっと意識を高くお持ちになって!


2016年9月

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