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No.260 「若者たちよ。選挙に行こう!」

この文章を目にした君。
選挙なんて自分には関係ないと思っていないかな?

再度、選挙の目的を確認してみよう。
買い物すれば「消費税」を払うね。就職したら「所得税」や「住民税」を払う。この他にも我々はいろんな税金を払ってるんだけど、集めた税金はどう使われるんだっけ?
これも学校で習った通り、教育・福祉・医療・インフラ整備維持・消防警察など、様々な公共サービスに使われるね。そして、これらの関係施設で働く公務員や職員の給料も税金から支払われる。

そこで大切なことが、我々が納めた税金をどのように使ってどのように分配するかを決めるのは誰かってこと。その大切な役割を担っているのが、選挙で選ばれる政治家たちだ。つまり、政治家たちの判断によって我々の生活や国の未来が決まるんだ。

来月10日には参議院議員選挙が控えている。ここ10年、投票率が60%を上回ったことがなく全体的に下がる傾向にある。そして、18歳~20歳代の若者層に至っては極めて低い投票率だ。自分の生活やこの国の未来がかかっているのに、これは大問題だと思わないかな?

明るい選挙推進協会という公益法人が、18、19歳の若者たちに『なぜ選挙に行かなかったのか?』という調査を行っている。その結果、1位は「面倒だったから」。2位は「あまり関心がないから」という答えだった。

立候補する政治家は、誰だって自分が当選したいよね。当選するためには自分に1票を入れてくれる人をいかに増やすかを考える。そしたらどうだい?一番選挙に行く高齢者層に注目して、高齢者を優先した政治を行うことになるんじゃない? 実際、高齢者への年金や介護の予算は年々増えているけど、教育や若者をターゲットにした予算は、高齢者向けの増加率と比較すれば低いままだ。子育てがしにくい社会だとか、出生率が下がっているということは君も聞いたことがあるだろう。若い人たちの声がますます通りにくい社会になっているとは思わないかな?

若者たちが選挙に参加して投票率が上がれば、政治家たちは無視できなくなって若者たちに目を向けた政策を考えるようになる。
まずは投票に行き若者たちの投票率を上げることで、「われわれ若者もきちんと見ているぞ!」という姿勢を政治家たちに示すことが大切。

7月10日、選挙に行こう!


2022年6月


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