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高等学校卒業程度認定試験のすすめ

とにかく手っ取り早く高卒資格を得るには高卒認定試験が1番!
しかし、良くも悪くも手っ取り早い上に、どんな人にも「試験のみ」の選択肢がおすすめというわけではありません。
というのも、10代後半の未成年の間に、学校に所属し教育を受ける、ということは非常に貴重な時間かつ、後から得られないものだからです。
また、満16歳以上なら何度でも受けられる上に、高校に所属しながら受けられるのが高卒認定試験のいいところ。
また、高校で単位をとっていたら、あとは足りない単位だけ受ければいい、というシステムです。
なので、学校に通える環境がある人は、ゆたぼんさんのように、「学校に所属しながら試験を受ける」ことをおすすめします。
高校を中退した人も、それが1年次や2年次ならば、環境が許せば通信制などに入り直す、または進学予定なら、予備校に通うなど、なにかに所属することはすごく大事です。(独学は本当に難しいです)

そんなお金も環境も時間もない!
10代でもないし一刻も早くなによりも高卒認定資格がほしい!
という方、ぱぱっと合格目指しましょう!
私がやった勉強法(うつ病だったけど、ある程度の点数で一発合格できた方法)を真面目に書いてみようと思います。
合う合わないはあると思いますが、誰かの参考になると幸いです。

その1 まずは申し込む

受験は年に2回です。大学受験で推薦入試などを利用する場合は高得点を取ったほうがよいですが、特にそうでもない、とにかく合格さえすればいいのなら、全教科申し込んでしまいましょう。合格するにはおよそ4割取れればよいのです。
思い立ったが吉日!直近の試験に申し込みましょう。

その2 まずは過去問を解く

冊子も売っていますが、取り急ぎ、申し込んだついでに文科省にアップしてある過去問を解いてみるのも手です。中学までの知識or中退した高校で習った知識で、どこまでいけるか、勉強せずにわかる分野、わからない分野をさくっと明確にしましょう。ここで、全然できなくても全然大丈夫です。

その3 対策をする

もうさっぱり、全然わからないから、試験日までに間に合わない、この教科は捨てる、という判断も全然ありです、次また受ければいいので。
いやいやお金もったいないし全教科一発合格だ、という場合は少しずつ頑張りましょう!問題の形式は決まっているので、できる、できないを振り分けたあと、できない、部分をいっこずつ潰していけばOK。

私は15年前に受けたので、苦手な教科は、紙のワークブックを買いました。今はアプリや動画視聴などの勉強方法もあるみたいですね。

私が購入したのは、このワークブックの旧版です。


このワークブックのいいところは中学生の範囲から扱ってるところ、かつ高卒認定用の無駄がない内容なところです。参考書にもなるので、お買い得。
高校や中学の時使っていたものをやり直すより、断然効率的でした。私は英語がとても苦手なくせに、結局全てはやらなかったのですが、それでも英語は8割とれました。
(金が無いよ!って人、「新課程対応版」でしたら中古でももちろんOKです。合格したら売ろう!また動画派なら「スタディサプリ」も良いらしいです。私は紙派なのでワークブック推しですが、動画と併用するとなおいいかもしれません)

その4 「勉強」として過去問をしっかり解いて、慣れておく

最初の傾向と対策を知るための過去問を解く作業は、無料のもので十分ですが、さらに知識を深めるためには、詳細な解答がついた過去問集を購入し、解いていくことは重要です。
しっかりした解説を読みながらやりなおししていく作業で理解を深めましょう。
なにより、試験というものがもうすでに遠い記憶の人も多いでしょう。
わかる分野が「わかる」と嬉しいですし、わからない分野もワークブックで少しずつ「わかる」が増えていくと嬉しいです。この嬉しさを糧にしていきましょう。
「わからない」に落ち込む必要はないです。だって、高校行ってない、または中退、とにかく教育を受けられなかったんだから、わからなくても全然当たり前。
それなのに勉強していて偉いなって自分を鼓舞していくこと、大事です!

その5 とにかく会場には行く

勉強してなかった…過去問ぜんぜんわかんなかった…それでも会場には行きましょう。お金は払ったんだから絶対行ったほうが得。
もし、忙しくて勉強できなくても、ただサボってできなくても、次回の模試だと思って会場には絶対行って試験を受けましょう。なにかの教科は合格できるかもしれません。そしたら次回の負担は減ります。

その6 自己採点をする

してもしなくてもいいんですけど、私は早く結果が知りたかったので、解答が出たら(予備校やサポート校が出してます)で即自己採点をしました。

数学が悔しかった!

何点でも自分を褒めることが大事、だってめんどくさい試験をわざわざ受けに行ったんです。私はうつ病だったので、17歳の私は、自分を責めながら受験をしました。でも思い返せば、なかなか偉いじゃん?と32歳の私は思います。みんな偉いんです。本当に。

もし、不合格確実の教科があったら、またその1に戻ればいいだけ。

高卒認定試験は無意味?という人へ

世の中には、高卒以上の募集の仕事がたくさんあります。
私は高卒認定試験のおかげで、高卒以上のアルバイトをすることができていました。それだけで価値はありますし、これからも、様々な進学の選択肢があります。
私は家庭環境は恵まれませんでしたが、それでも義務教育はしっかり受けていて、基礎学力はつけさせてもらってた、と思います。
それで、いかに自分が中学まで恵まれていたか、教育を受ける、ということの価値を知ることができました。

高卒当然社会の中で

今の日本は、高卒当然社会です。高等学校は義務教育ではないですが、卒業しているのが当たり前とされています。
そんな中、あらゆる事情で高卒資格が得られなかった人にとって、高卒認定はとても良い制度です。
誰でも合格できる、というのは、簡単です。高校に通えて、安定して勉強できる環境があったなら、簡単でしょう。でも、そうではない人たちはたくさんいる。そういう人たちのためでもある制度なのです。

私も高卒認定マンです!
あらゆる人の挑戦を応援しています!

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