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つい数日前まで真夏のような陽気だったのに、彼岸が過ぎたら急に涼しくなった。朝晩は肌寒いほどだ。 このところ晴れの日が続いている。日なたにいてもそれほど暑くない。こうして自転車を漕いで坂道を登っていても、汗まみれにはならない。 この短い坂道の先に、叔父さん夫婦が住む家がある。車がやっとすれ違えるぐらいの道幅で、車も歩いている人も見たことがない。道の両側に夏草が生い茂るのどかな田舎道といった風情だ。 道に沿うように赤い花がたくさん咲いていた。毎年のこの時期になると唐
→第1話へ 〜罠〜 "いただいたおいしい紅茶がある"と言ったのは嘘ではない。知人からもらったフレンチ・ブランドの高級茶葉があった。夫はコーヒー党なので紅茶を飲むのはわたしだけだ。 リビングに案内した木島さんをソファに座らせた。 そのソファで毎日わたしが淫靡な行為に耽っていることを思い、恥ずかしさで身体が熱くなる。 「あ、ええと、支度しますからどうぞ寛いでいてください」 「はい。ありがとうございます」 リビングルームに隣接しているキッチンで紅茶の支度を始める。お
〜成熟した女のエロスを描く〜 ♦︎あらすじ ある日、庭にぽつんと生えてきたヒガンバナ。植えた覚えもないのにどうして生えてくるのだろう。 末永優莉(スエナガユリ)30歳。結婚5年目。専業主婦。子供はいない。 仲の良い夫婦だが、もう一年以上も夫に抱いてもらっていない。俗に言うセックスレスの夫婦だ。 身体を持て余した優莉は、ある日、誰もいない家で衝動に駆られて自分の身体を慰め始める。その恥ずかしい行為は次第にエスカレートして、自分が近所の知り合いの男性に抱かれる妄想を
③はこちら 良太が入ってくると、泣きたいほどの歓喜がわたしを包んだ。 やはり彼は他の男と違う。どこが違うのかわからないけれど、確かにすべてが違うのだ。 洋輔の時と同じように、わたしはもう日野さんとは寝られなくなるだろう。 それでも構わない。良太が今ここに居てくれるなら。 しばらく正常位で動いた後で、彼は仰向けに寝た自分の上に、わたしを後ろ向きに座らせた。 “背面騎乗位” とでも言うのだろうか。こんな体位は初めてだ。 「バックは痛いんだっけ?」 「うん。でも、
②はこちら Ⅱ. セカンドバージン ✻幸福であるだけでは十分ではない。 他人が不幸でなければならない。 ジュール・ルナール「日記」 スタジオの電話が鳴った。 「はい、スタジオケイオスです」 「おはようございます。大河プロダクションですけど、『ライオンオー』の担当の方お願いします」 聞き覚えのある声だと思った。 「お名前、よろしいですか?」 「演出の朝日奈です」 やっぱり。 胃の辺りがギュッと締め付けられたようになった。 「朝日奈くん」 「は
Ⅰ.ファーストネーム ✻自由には常に多くの危険がつきまとう。 とらわれの身には、自由になるというたった一つの危険しかない。 ギダ・ベリン 「夏実って結構いい身体してんだな。服の上からじゃわからなかったよ」 朝日奈くんが言った。 ベッドに腹ばいになっている。そのまま手を伸ばして、床に落ちているジーンズのポケットからタバコとライターを取り出した。 彼のタバコはキャビンマイルドだった。若い男でもこんなの吸うんだ。 わたしにとってそのタバコのイ
(ひかるママ) 「何うっとりしているのよ、ホントに玉子ってママのモノは何でも好きねぇ」 そしてローターのスイッチを入れるとあぁぁぁぁッと玉子が喘ぎ声を上げ始めました。 「なんだか楽しいわ、男の気持が分る気がする、相手を私の意の侭に喘がすのがこんなに楽しいなんて・・・男の人が女の身体を触って感じさせ様とするのは、この乱れた姿が見たいのよね」 ママはそんな事を言いながら玉子の身体を自由に弄んでいます 「覚悟したけど・・・恥ずかしいからもう・・・許してください、ママにお尻
お題:無口な女の子とプレイする時、こちらから積極的に話した方がいいのかな?に回答♪ これ質問文は短文だけど、 解きほぐしてゆくと 「一緒に楽しみたいんだけど、 女の子が楽しそうじゃなくて どうしたら一緒に楽しめるかな?」 という意味なんじゃないかな?と 思いました。 この場合、 原因はいくつか思いつきますが ・女の子にやる気がない ・お客さんが失礼、乱暴 ・そもそも選択ミス このあたりが妥当かなと思います。 全部というのも考えられる。 「かわいくて美しい女の子と
その日僕は大学の4時間目の講義をさぼって、普段よりは静かな部室でアルトサックスのリードを削っていた。梅雨の気配がもうすぐそこまで迫っている初夏の日。少し湿り気味の空気は、まだ不快さを帯びず、ひんやりとした冷たい気配がむしろ心地良い。 口にくわえてみる。唇で感触を確かめまた少し削る。静かな棟内の気配に包まれながら集中していると、不意に誰かに肩を叩かれ振り向くと、一学年上の矢加部先輩だった。 「三坂君早いね。さぼり?」 肩を過ぎたあたりまで伸びた髪の毛先が、夏を待ち遠しそう
「はぁはぁ、何がシャーク女子だ。調子乗んな ニワカ女どもが」 全裸に赤い広島シャークのレプリカユニを着て イナガワのペニスを咥える。 「3連覇っていったって去年はプレーオフ敗退だもんな…今年こそ日本一?無理無理」 イナガワは横浜ベイマーリンズのファンらしく、 よっぽど悔しいようだ。 どちらもファンが増えているということはプロ野球に疎い昴も知っている話だった。 「いれてぇ」 上目遣いで懇願すると 「シャーク女子はオチ◯ポ大好き娼婦ですって認めろ」 「シャーク女子は野球じゃなく
潤いに満ちた唇と舌を堪能して、大きな麗菜の瞳を見る。 「いやぁ麗菜ちゃんは、ホント孕ませたい顔するねぇ」 「どんな顔なんですか?それ」 少し苦笑いをして困惑気味だが、その困り顔もまたそそる! 「本能的な直感かなぁ。とにかくこの娘に俺の子どもを産ませたい。 それに頭が支配されるんだよね」 豊満な胸、ボリュームのある尻、しかしキュッとくびれた腹… 二の腕を掴み、寝かせて、首筋から舐め回す。 「ああん、うん…」 しっとりとした甘い喘ぎ声もペニスを刺激する。 性欲を掻き立てる要素
金曜日の18時半を過ぎる頃だった。 駅へ向かう人で混雑する道を、制服姿の香澄は歩いていた。 『綺麗な人だな』 ふいに、勤め人らしき女性が横を通り抜けていった。 自分より10歳くらい上、20代後半といった年齢だろうか。 艶のあるロングヘアーをなびかせて歩く女性の後ろ姿を見て、香澄は思う。 大人っぽいジャケットは、まだ高校生の自分には着こなせない。 ブラウンの長いフレアスカートと細いヒールの靴が、家路を急ぐ人たちの間で妙に華やかに映った。 『あのお姉さん、これから男の
【極秘の内容が含まれますので、有料記事とさせていただきます。ご了承のほどよろしくお願いします。】