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noteでエッチだった記事

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noteを見ていて「これエッチだな」と思った記事を集めてみます。
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2019年10月の記事一覧

『触れる指先が熱をもてば』          〜テーマ性愛〜(掌小説)

蒸し暑い、寝苦しい夜。何度寝返りを打ったのか。最初は数えていたが、もうどうでもよくなってしまった。それと同じくらい、目の前にある妻の寝顔を見ても、何の感慨もわかない。お互いに誘い合うことなんて、頭にもない。ひと言ふた言、気のない惰性で言葉を交わし、「おやすみ」と言って目を閉じるだけ。妻は隣に僕がいなくても、気が付かないかもしれない。いや、それは僕も同じだけど。 性欲が消えてしまったというわけではないから、ひとりで処理をする事はあった。それは独身時代、彼女がいなかったころと同じ

小説「幼児狩り」 ~昭和に書かれたショタ好き独身女性の生態~

うちには祖父母の代からの蔵書や、かなりの年代物の本もあって 暇なとき気まぐれに引っ張り出して読むことがあります。 先日母の部屋に文房具を借りに行ったら ベッドの上に「筑摩書房 現代名作集(二)」が開いたまま置いてあり なぜか「河野多恵子篇 幼児狩り」のページが出ていました。 ホラー風の題名に反応してチラリ読んだら引き込まれてしまい、拝借して自分の部屋に持ち帰りました。 実際はモンスターや連続殺人の話ではなく、アラサーでショタコンの独身女性の生活を描いたディープな小説だっ

愛しの昭和ラブホテル

 俗に「昭和ラブホ」と言われている、回転ベッドや鏡張りなどの内装のホテルがどんどん減っている。  あの内装はなぜ廃れているのか。一番大きな理由は。1985年の法改正だ。 詳しいことはこちらを参照していただきたい。 https://kotobank.jp/word/風俗営業等取締法-864873  大ざっぱに言うと、ラブホテルに関する法律が変わり「宿泊施設として営業するのにふさわしくない」と思われる内装のものが作れなくなってしまったのである。つまり、現在そういう物が残っている

カップルの下着事情※ちょっとエロネタ

※18禁にするほどでもないけれど、エロい内容です。 デート時の下着に悩んでいた学生時代夫とは大学時代からの付き合いだ。そして私にとって夫は初めての彼氏でもあった。 私だって健全な女子大生だった。それなりに男と女のうんたらに興味はあったし欲望もある。夫も健全な男子大学生だったのだから、学生時代にはセックスもした。 小説やら映画やらで、私もそれなりに「セックスの時の下着の役割」についても考えることはあった。だから夫とのデートの時には下着選びにこだわっていたし、泊まりで旅行に