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自慢じゃないですが、わたしは計画的な男です。 この日のために、いろいろと周到な準備を重ねました。 「……お風呂行ってくる……」 リビングのソファでテレビを観ていた娘の菜々美が、よろよろと立ち上がります。 その頬はもう真っ赤で、目つきもどこかとろんとしていて、潤んでいました。 (きたきたっ! ……いいぞいいぞっ……) 菜々美はグリーンのTシャツにベージュのショートパンツ姿。 手脚はとても細くて長く、○学生にしては少し背が高いほうでしょうか。 肩までの髪を
多くの男は、元カノとふつうの見知らぬ女を比較したとき、ふつうの女よりも元カノのほうが、セックスまで持ち込むハードルが低いと考えているようだ。 たとえば今、あたしと電話で話しているツカモト。 こいつの現在の心境なんかはその典型なんだろう。 「最近、どうしてるの?」 「別に、あんまり変わりないけど」 あたしはできるだけ気のないふうを装って、言葉を選び、声の抑揚も抑えて答える。 「……最近ヒマでさあ。まあ仕事のほうは順調なんだけど、出会いが少ないっていうか」 「
以前から疑問に思っていたことがある。 AVなどで見かける『潮吹き』に関することだ。 ウィキペディアにおける『潮吹き』の定義は、以下のようなもの。 :::::::::::::::::::::::::::::::::: 英語では、Squirting又はFemale ejaculationすなわち女性の射精と呼ぶ。 1944年、ドイツの産婦人科医であるエルンスト・グレフェンベルグらが、膣前壁の尿道の内側表面つたいにある性欲を喚起する場所と表現する部位を発見し、1950
■ 先月も3つ年下の女性教師が辞めてしまった。 彼女もちょっと精神をやられてしまったみたいで、わたしがあの高校に赴任してから8年……同じような理由で辞めてしまった同僚教師はこれで5人目。 教育現場はとてもハードだ。 (だから、いいよね……にたまにはこんなふうにオイルエステに来るくらい……) わたしは今年で30歳になる。 未婚、ここ数年彼氏ナシ。 エステの施術室のベッドで腹ばいになって、アロマオイルの香りを嗅ぎながら、ヒーリング・ミュージックに耳を傾けて
無我夢中で晴美の服を剥いて、さあて一体どんな身体をしてやがるんだこの女はと、やや焦りながら身体を起こして眼鏡を掛けなおした。 そして、ベッドの上で仰向けに広がっている彼女の身体を見下ろす。 「えっ、なに?……ちょっと……眼鏡まで掛けなおして、すけべ」 おれに見られていることで羞恥を掻き立てられたのか、まわりの景色に反射するほどに白くしなやかな肢体がシーツの上でくねった。 思ったとおりの素晴らしい身体だった。 胸は手のひらに収まるくらいで、あばらが
「佐友里さん、ゆうべはずいぶん、ハッスルしたようやの」 くそじじいが。 わたしは舌打ちした。 だーかーらー、舅と同居なんてイヤだったんだ。 だいたいからして、このじいさんがど助平であることは知ってた。 「うるせえよ、くそじじい」 あたしはテレビ画面から目を離さずに寝転がったまま、戸口のところに立っている義父のことを振り返りもしなかった。 「佐友里さん、いつも大変やろ。なんせ、儂が毎晩聞き耳立てとるさかいにな。声を殺してアレすんのに、往生しとるんやろが」
■ 「これで……いいの?」 ベッドの上にあたしは立たされていた。 おっさんは床に膝をついて、あたしの姿を見上げている。 「いいよお……すっごくいい。とっても似合ってるよお……ほんと、最高だ」 マジでキモいおっさんだった。 ちょっとお小遣いが足りなくて、学校の友達に教えてもらったアプリでパパ活してみたのが間違い。 3時間前に駅前で待ち合わせて、小走りで走ってきたのがこの40代後半のキモいデブハゲだった。 「こんなの……昔の〇校生はホントに履いてたの? 信
僕は女子更衣室の真ん中で、三人の女子を前にして立っていた。 それも、ボクサーショーツ一枚という情けない格好で。 「ほら、さっさと脱ぎなさいよ。それも」 眼の前に立っているのは大田さん。 クラスでもいちばん美人で、大人っぽい子だ。 太田さんはチェックのブラとセットのショーツ。 まるでモデルなみスレンダーな体型と、とても○学生には見えない大人びた顔立ちに、とても似合っている。 「てか、マジきもいんだけど……カワイイ顔してよー……人は見かけに寄らないってゆーけど
「あんた、あたしの妹が目当てなんでしょ?!」 香織がまっすぐに俺の目を見て言った。 どうやら冗談ではなく、マジメらしい。 おれはできるだけ自然な笑顔を作ろうと、必死に意識を顔面に送った。 ちゃんと顔面に伝わっただろうか……? いや、ダメだ。 香織はまだ怒っている。 「なに言いだすかと思えば……どうしたの? 何かあったの?」 「なんかあったの、ってよくそんなトボケられるよね……ってかあんた、前から思ってたんだけど、ド変態だよね」 「ド変態って君、何
人生に一度でいいから、冗談では無く、大まじで、『身体は正直だぜ』という台詞を吐いてみたい。 もちろん、セックスの最中にだ。 いや、言おうと思えば恋人なり、妻なり、愛人なり、あるいはお金でそういうことをさせてもらえる女性に対してなら、いくらでも言えるはずだ。 しかし、それは冗談が前提であって、いわばイメージプレイのようなものだ。 女性にたわむれに 『お代官様、お慈悲を』とか『先生、ダメだよ』とか『社長、困ります』とか言ってもらう。 そうした他愛のな
■ 「部長……ほんとうにすみません。こんなに酔っちゃうなんて……」 タクシーの後部座席に二人で乗っているときから、部下の島尻玲子の身体の柔らかさと、香水の甘い香りが私の官能をくすぐり続けていた。 断っておくが、この時点ではやましい思いは一片もなかった。 「いや、気にすることはないよ。ほら、気をつけて降りて……」 タクシーの払いを済ませると玲子に肩を貸し、なんとか降車する。 小雨が降っているなか、その建物を見上げる。 はじめて見た玲子の自宅はひどく質素な二
みんな、先生のことをキモいというけれど、あたしもそうおもう。 確かに先生は40も前にして独しんだし、太ってるし、肌はきたない。 すぐヒステリーをおこしてキレるし、かわいい子にはえこひいきして、男子にはやたらきびしい。 すう年前、5年生の担任を受け持っていたとき、女子が体育の着がえをしていると、やたらと部屋の前をいみもなくうろうろしていた……みたいなうわさもある。 たぶん、ただのうわさじゃなくて本当だと思う。 クラスの女子はみんな、先生のことがとりはだが
わたしは超能力者だ。 あ、何かもうすでに、君の『話をまじめに聞こう』というモチベーションが下がるのがわかったぞ。 いや、聞き手がどれだけ話をまじめに聞いているか、ということを推し量るのは、人並みに会話の空気を読むことができる人間ならば誰にだってできることだ。 それは何も、超能力じゃない。 わたしに授けられたこの奇妙な天分は、一種の透視能力だ。 透視能力、というと何かスカートの上から女性がどんなパンツを履いているのかを見通せる、あるいは女湯と男湯を仕切る壁を
■ (今日もこんなショーパンを履いて脚をむき出しにして……けしからん) 勉強机の下、ショートパンツから伸びる未可子ちゃんの脚はとても伸びやかで細く、健康的です。 肌も白くてつやつや。つま先は裸足。 その脚が、勉強机の下でぴん、と張ったり、組み換えられたり、だらしなく投げ出されたりします。 「センセー? ねえ、先生ってば」 「はっ……え、な、なに?」 勉強机の隣の椅子で思わず未可子の脚に見とれていた僕は、はっとして顔を上げました。 眼の前に、今にもポカ