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つづきものエロ小説(18禁)

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2話以上にまたがるエロ小説は、読みやすいようにこちらにまとめます。
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#少年

【官能時代小説】手 籠 め 侍 【3/12】

前回【2/12】はこちら 初回【1/12】はこちら ■  そして夜。九つの鐘が鳴る頃。  再び、紫乃と慎之介、そして百十郎がその夜を過ごす宿屋。  先程、慎之介と話していた部屋と続きとなっている部屋には、ふた組みの布団が敷かれ、その上に寝巻き姿で洗い髪のままの紫乃が正座していた。  百十郎は薄汚れた服のまま、紫乃の後ろに座している。 「いい匂いだな……無花果みてえな匂いだ……」  紫乃は浴衣の裾をきゅっ、と握り、唇を噛み締めていた。  枕元に灯された行燈の火が、ゆ

【官能時代小説】手 籠 め 侍 【10/12】

前回【9/12】はこちら 初回【1/12】はこちら ■  念甲の胸に深々と突き立った刃。  事切れた怪僧の倒れる畳に、赤黎い血溜まりが広がり、染み込んでいく。  腥坊主を貫いた刃の柄を、香蓮が握りしめていた。  柄の中身は空洞で、刃は無い。  代わりに、長い撥条が飛び出し、揺れていた。 「そ、それは……」  慎之介は茫と立ったままの香蓮の手から、その見慣れぬ刀を奪い取り、検めた。  その刀は柄の部分が異様に長く、逆に刃は1尺半足らず、と妙に短い。  刃の形もま

少 年 少 女 ア オ ハ ル 地 獄 変 【1/5】

■  カーステレオは今時カセットテープをねじ込むタイプの珍しいもので、そこから流れてくる音楽も奇妙だった。  延々と続く激しいギターリフ、安物臭い電子オルガンの音、激しいドラム。  運転席の男と、助手席に座っているその妻(のような女)は楽しそうに曲にあわせて歌っている。 「アイアン・バタフライや。ええ曲やろ。多分、自分らのお父さんお母さんも知らん世代なんやろうなあ……」  運転席の男が後部座席に振り向いて言った。  助手席の妻も後部座席を覗き込む。  夫婦揃って歯を見

少 年 少 女 ア オ ハ ル 地 獄 変 【2/5】

前回【1/5】はこちら ■   「さあ、着いたで。おつかれさん」  男が言ったので、直紀は屈辱的な思い出から我に返った。  山の近くであることは確かだ。  木々が日光を遮断して、昼だというのに薄暗い。  斜面の途中に、ぽつんとその一軒家はあった。  白い壁の日本風の平屋。  雨戸が閉められていて、人の生活の気配はない。  あまり大きくないので、物置かなにかのようだ。  家の横には、恐らくこの珍妙なワゴンを仕舞うのであろう、錆色のトタンの車庫があった。  直紀は

少 年 少 女 ア オ ハ ル 地 獄 変 【3/5】

前回【2/5】はこちら 初回【1/5】はこちら ■  部屋の中が黄色い光で満ちていく。  自分の心臓の音が信じられないくらい大きな音で響いていた。  気が付くと直紀は違う部屋にいた。  さっき居た和室とは違う、一面が白い壁の洋室だ。  やがて直紀は自分が横になっているのに気づいた。  とても広いベッドの上に、顔の右半分をつけて横たわっている。  目の前で何かが動いていた。直紀は目を凝らす。   「よお、大丈夫か?」上から男の声がした。「彼女の方は……えらいええ感じや

少 年 少 女 ア オ ハ ル 地 獄 変 【4/5】

前回【3/5】はこちら 初回【1/5】はこちら ■  あの日、公園で初めてのセックスをして以来、直紀と千晴はまるで取り憑かれたようにお互いの身体を求め合った。  人気が無く、潜り込めそうで、声が漏れ無そうな空間を見つけたら、決まって二人はそこにしけ込み、お互い身体をいじり合う。  ビルの階段の下スペース、公衆便所の個室、ガレージ、体育用具室、その日の作業を終えた工事現場……おおよそ考え得る全ての人気のない場所で、二人はキスをして、身体をまさぐり、可能であるならそのまま

少 年 少 女 ア オ ハ ル 地 獄 変 【5/5】

前回【4/5】はこちら 初回【1/5】はこちら ■  「さて、と…」女がそう言いながら、背後から奇妙な物を取りだす。  それは両端が奇妙な形に膨れた、20センチほどの1本の棒だった。  プラスチック製で、薄いクリーム色をしている。  それが何らかの性具であることは、直紀にもわかった。  しかし、それをどのように使うのかは、想像もつかない。 「……こんなん、知ってる?」  女がその器具を千晴の唇に押しつけた。 「……やっ!」  千晴が慌てて顔を背ける。 「……

映画館で隣の少年に欲情した話【前編】

■  あまりぶっちゃけた話をするのもなんだが、先日ある大ヒット怪獣映画をひとりで観に行ったときのことだ。  わたしはいつも通路側の端の席を予約するのだが、わたしの隣に、中学生くらいの男子二人組が座った。  まあ、それはふつうによくあることだ。  別にどうということはない。    というのもわたしはいつも、映画を観に行くときはひとり。  隣が老夫婦ということもあるし、若い女性二人ということもある。  映画好きらしい中年男が一人、ということもある。  しかし、そのときは少年

映画館で隣の少年に欲情した話【後編】

【前編】はこちら ■  さて、ようやく現在に戻ってきた。  場所は例の大ヒット怪獣映画が上映されている映画館。  隣には中学生らしい二人の少年……そしてわたしのすぐ横に座っているのは、細面で色白の中性的な少年…………………………  画面のなかでは元特攻隊役の元美少年子役だった俳優が、有名怪獣と初対面してビビりまくっている。  そういえばこの俳優……子役の頃はヤバいくらいかわいかったなあ。  肌が白くて女の子みたいで……日本国中のショタが彼に夢中だった……わたしも含

図 書 館 ボ ー イ 【1/6】

■ 「かわいいのどぼとけだね~」  仲馬さんはそういうと、ぼくの首に装着したマイクの2つのパッド部分を、のどぼとけを挟むように貼り付けた。  マイクを装着するためのベルトは首に巻きつけるタイプのもので、少し違和感がったが、苦しくはなかった。 「うふふ。なんだか猫みたい」  仲馬さんに言われて、急に恥ずかしくなる。 「鈴でもつけちゃいたいくらい」 「あっ」  ちょん、と喉仏をつつかれる。  つめたい指先に、びくん、と身体が震えた。 「……ずっとこのまだったらい

図 書 館 ボ ー イ 【3/6】

前回【2/6】はこちら 初回【1/6】はこちら ■  ぼくは仲馬さんに言われるままに、“ゴシゴシ”を続けた。  女子高生たちのほうは見なかったが、二人がしん、と沈黙しているのはわかる。    イヤフォンの向こうから、仲馬さんの息づかいが聞こえたような気がした。  いや、気のせいかもしれない。  たぶん、気のせいだろう。    でも、ぼくはその気配に、ぶるっ、と震えた。  目を閉じて、さらにゴシゴシと手を動かす。 「んっ……」 「あ、また声でた」仲馬さんの声が少し上

マザー、ドーター、ティーチャー、サン 【3/8】

前回【2/8】はこちら 初回【1/8】はこちら ■  功に突き飛ばされた先は水たまりで、枝松はしばらくそのまま尻餅をついていた。  パンツにまで水がしみこんできて、激しく怒張していた陰茎はあっという間にしぼむ。  功はどこかに走っていった。  もう姿は見えない。  功の湿ったボクサーショーツの表面に触った指だけが、生気を帯びて、じんじんと熱くなっている。  その指先を見た。何も変化はしていない。  しかしこの指が先ほど、功の恥ずかしい部分に触れたのだ。  少し匂い

マザー、ドーター、ティーチャー、サン 【4/8】

前回【3/8】はこちら 初回【1/8】はこちら ■ 「……ちょっと……ヤバいよ……姉ちゃん……」  功の声。 「いいから、ほら、じっとしてな……お父さんお母さんに聞かれるでしょ」  理恵の声。  沈黙。湿った舌が動く音。 「んんっ!」  功が声を上げ、シーツと身体がこすれる音がする。 「シーッ! 声出さないの」  諫める理恵。 「んん……んっ……うっ……」  功のうめき声。 「……気持ちいい?」理恵がまるで面白がるように囁く。「あんた、すごいことになっ

マザー、ドーター、ティーチャー、サン 【6/8】

前回【5/8】はこちら 初回【1/8】はこちら ■  弘は、台所の床に仰向けに横たわる全裸の奈緒美を見回していた。  台所の床には服が散乱していて、倒れたテーブルの上の牛乳パックが白い水たまりを作っている。    不思議なことに、今日外は晴れているらしい。  降りやまないかのように思えたあの雨が、止んでいる。  耳を澄ますと、学校へ向かう子供達の笑い声が聞こえた。  部屋の中では、奈緒美と、弘の息づかいの音、そして時計の秒針が時をゆっくりと刻む音しか聞こえない。