痴 漢 「 環 境 」 論 【3/6】
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この二つの出来事から、わたしは満員電車での通学や、将来の通勤が続く限り、女性専用車両に乗る意外は痴漢から逃れる術がないということ……そして、わたしたちは電車の中で、何にも守られていないことを悟った。
そこからわたしが考えたのは、この絶望的な環境に「慣れる」ことだった。
この世に生き、やるべきことを果たしている限り、避けては通れない『不快なもの』は驚くほどたくさんある。
そこから逃れられないのなら、慣れるしか