TMS 治療(軽度ASD)

軽度ASD。
QEEG検査には、鬱ではないか。それが気になり連れていった。二次被害もわかる。そう説明に書いてあった。二次とは思っていなかった。鬱になっていないか。それだけが知りたかった。
当然発達障害の有無がわかる検査だから、もしかしたら発達障害ですなんて言われるかも。でも、まさかね。。いや、あったらあったで、納得かもしれない。

そんな事を思いながら、結果を聞きに診察室へ入った。

ASDの特徴が出ていますね。ADHDはありません。
小学校が問題なかったのであれば、治療の必要はないかもしれませんね。

そう言われた。

私はその後5日、大人と話せなくなった。。

小学校まで、大きな問題はなかった。
確かにからかわれるタイプではあった。よく悔しい想いを募らせて帰ってきた。それでも学校を楽しんでいる様子も同じくらい見受けられた。

保健の授業以来、手をよくキレイに洗う子だった。
少しヒビが入ったお気に入りの鉛筆キャップを泣きながら捨てる子だった。
買い換えが聞かない文具の氏名欄をシールではりなおし、名前を書き直す子だった。
気持ちがうまく伝えられなくて、誤解をとけず、泣きながら帰ってくる子だった。
誤解がとけず、怒りをぶちまけ、白い目で見られて傷つき帰ってくる子だった。

私にとって、初めての子。子供は大変だと思っていた。


しかし、中学に上がってからは、小学校とは違い、課せられる物事が急激に増え、いつも何かに追われているようだった。
思春期になり、反抗期を迎えたと思っていた。
ただその反抗は、怒りメーターが振り切れているのではないかと思う激しさであった。

殺気だっても仕方がない。とそう思っていた。

ただ、怒り、泣き、睡眠時間は減り、生活が苦しくなっていった。
そんなある日、夜な夜な何をしているのかと、見てみると、ノートを買い直し書き直していることに気づいた。

時間がなく、急いで書いたものが汚くて嫌だといった。

何故なのかわからなかった。疲労困憊しているのに、睡眠時間を削り、ノートを書き直す理由が、わからなかった。なぜ自分で自分を追い詰めているのかわからなかった。

そして、彼女は学校へ行けなくなった。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?