いつの時代も「をなご」は靴の高さで戦闘力を計っている。
ピンヒール
それはいつだって「強い女性」の象徴である。効率よくバリバリ仕事をこなす美しい女性の足元を想像してほしい。
これはいわゆる”バリキャリ”のステレオタイプになってしまうのかもしれないが、黒髪ロングで毎日しっかり化粧をしスーツがとてもよく似合うキャリアウーマン。そんな現代を生き抜く強い女性の足元には何が似合うのか。スニーカー?それともぺたんこのパンプス?いや、ピンヒール。これに尽きる。
しかし、この令和において戦闘力が高そうな靴(高さ的な意味でね)を履いているのは働く女性だけだろうか。また、戦闘力が高そうな靴を履くようになったのは近現代に入ってからなのだろうか。
遡る事江戸時代…
江戸時代の「強い女性」と言えばどんな人物であろうか。
そう、花魁である。
花魁道中の際に花魁が履く花魁下駄を見てほしい。
たっっっっっっっっっっけ。
これだけ高かったら足ぐにゃりそうだ。そこを上手く履きこなすのが江戸に生きた華やかな花魁たちなのでしょう。
それにしてもこの時代から戦闘力の高い女性は戦闘力が高そうな靴を履いていたんですね。驚きです。
時は平成
江戸からめっちゃ飛びました。平成です。まあ明治~大正~昭和って靴とか存在してなさそうですし。みんな裸足だったんじゃないですかね。まあいいでしょう。
平成初期、見た目も中身もつよつよな”ギャル”たちが台頭してきます。そんな彼女たちのマストアイテムと言えば……そう、「厚底ブーツ」です。
渋谷ギャルも原宿ガールも厚底だった時代
90年代、東京を中心に女性たちの間で流行した靴……というとなんとなくイメージするデザインのひとつは「厚底ブーツ」ではないでしょうか? 平成の流行やカルチャーの変遷を発信する筆者のツイッターでも、当時の靴の画像を投稿すると同世代や下の世代から大きな反響が寄せられます。
それだけ90年代の厚底靴はインパクトの強い存在だったのでしょう。90年代~00年代にかけて青春時代を過ごした筆者にとっても、掛け値なく愛すべき流行でした。
出典‐URBAN LIFE METRO
90年代~00年とか言われても私生まれていないので、ギャルたるものがどんな感じだったのかわかる文章を他から持ってきました。
やはりいつの時代も女性というものは靴の高さで力を誇示しているのでしょうか。
令和を生きて
令和に入って早三年。ギャルブームもとうの昔に過ぎ去り、高い靴を履くのは働く女性だけになった。
……かと思いきや!?
街を歩けば……厚底!厚底!!厚底!!!厚底!!!!厚底!!!!!厚底!!!!!!厚底!!!!!!!!!!!!
厚底しかおらんやんけ!!?!?!?!?
そう、今急激に増えている”量産型”や”地雷系”には厚底が欠かせないのである。「量産」とまで冠しているのだからそれはもう町中にたっくさんいる。
外を出歩いても周りみんなが厚底なので「なんやこいつら厚底の高さでマウントでも取りあっとんのか?」という感想しか出てこない。
靴底の高さ如きでマウントを取るなんて面の皮まで厚いのか、なんつって。ガハハ
……おもんな
結局のところ厚底ってカワイイから
かく言う私も履いてるんですけどね。
可愛いからみんなも履こう。おすすめの厚底サンダル貼っておきます。
因みに私の戦闘力は7.4cmです。対戦よろしくお願いします。
(一番戦闘力の高い方々)
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