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日本における研究の問題のまとめ
問題点
注目度の高い論文の数(質)が低下
上位大学より中間層の大学が弱い
文科省のページが特に詳細にまとまっている。
https://www.scj.go.jp/ja/event/pdf3/315-s-1211-t3.pdf
日本における研究力低下の原因
文科省の見解
上記の文科省のページに要因分析についても記載があり、教員の研究時間割合の低下と教員数の伸び悩み、博士課程在籍者数や原材料費のような直接的に研究の実施に関わる費用の停滞が関連しているとされている。端的に言うと、「人と金」だが、人の寄与度が大きめ。
選択と集中について
アカデミアの意見を見ると、「選択と集中」がよくない!という意見を見かける。全体論としては同意なんだけど、批判がざっくりしすぎという印象。「選択と集中」は程度はあれど金額に傾斜はついてるはずで、これを否定するとなると、全員一律でxx円配ります!という話になってしまう。
なお、サイエンス的には実際に研究費の集中的な配布についてはコスパが悪いという話は確かに出ている。なので、資金配分の効率的な形はあるよなーという点には同意なのだが、具体的な運用の形を提案していかないと議論が深まらないと思った。
この辺議論してかないといけないよね
何を目指すのか?
「研究力が落ちている」という人たちは具体的に何を目指すべきかをあまり議論している人が少ないように見える。
大学としての研究の質と、技術を途絶えさせないという点から考えると、論文数と新規の博士数なんじゃないかなーという気がするが、議論していくべき事項
どうするべきか?
大学
一言でいうと「経営をやれ」ということとなりそう。経営を一言でいうのは難しいが、もう少し具体的にいうと「大学としての方針を出し、自ら継続できる体制をつくる(国の助成金に頼らない体制を作る)」となるでしょうか。
研究者
個々の研究者ができることは少なさそうだが、政治活動もうちょっとやれば?という点に尽きるかな。↓にあるなぜ日本の研究力が下がっているか?も分子生物学会とかじゃなくて、国主催でやってて、日本の研究力低下に対してツイッターで吠える以上の問題感を持っている人が少ないように思える。
参考
鈴鹿医療科学大学学長の豊田さんの記事は参考になります
ただ、目指すべき姿に自分と乖離がある
TJOさんのツイート
書こうと思い立ったのもこの記事発
15年前も全く同じ議論をしていたし、10年前も5年前もやはり全く同じ議論をしていた上に、ボトムアップで現場が解決を図って改革を叫んだら弾圧して叩き潰してきたわけで、今更何の意味があるんですかね。解決策に何も繋がらない議論をするなんて、ただの現場の不満のガス抜きなのかなと https://t.co/5gSfBsZcDX
— TJO (@TJO_datasci) February 14, 2024
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