見出し画像

SIGMA fp をよりコンパクトに

新しいカメラとしてSIGMA fpを購入してから何週間か経ちましたが、このカメラを選んで本当に良かったです。
SIGMA fpだけを持って、ちょっとした遊びやお散歩に手ぶらで行くのが最高の組み合わせで、手放せない存在になっています。

ただ、一つ悩んでいることがあります。それは、SIGMA fpにどのレンズを付けるべきかということです。
レンズキットの45mm F2.8 DG DN | Contemporaryをメインに使ったり、良い写真を撮りたい時には24-70mm F2.8 DG DN | Artを使ったりしました。
でも、メインは手ぶらでコンパクトに持ち歩きたいので、45mmでも少し大きいかなと思ってしまいます。
そこで、色々なレンズを試してみて、ようやく一つのレンズに落ち着きました。

◾️ 株式会社コシナ
VoightLander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII

色々と試して悩んだ結果、株式会社コシナから発売されているフォクトレンダーシリーズの Voigtländer COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII を選びました。
選んだ理由は、まず SIGMA fp のオートフォーカス(AF)が少し微妙だったので、最初からマニュアルフォーカス(MF)のレンズでコストを抑えたいと思ったからです。
フォクトレンダーのレンズはデザイン性とビルドクオリティが非常に高いのに、価格も手ごろだったため、最終的にこれに決めました。

VoightLander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII

1. レンズの概要

VoightLander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PIIは、コンパクトで軽量な設計が特徴のマニュアルフォーカスレンズです。
このレンズは、クラシックなレンジファインダータイプのカメラに適合するMマウントを採用しています。
◾️焦点距離: 35mm
◾️絞り範囲: F2.5 - F22
◾️レンズ構成: 5群7枚
◾️最短撮影距離: 0.7m
◾️フィルターサイズ: 39mm
◾️重量: 約134g
このレンズは、シンプルでありながらも高性能な光学設計により、クリアで鮮明な画像を提供します。

2. デザインとビルドクオリティ

VoightLanderは、そのクラシックな外観と堅牢な作りで知られています。COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PIIも例外ではなく、オールドレンズを思わせるデザインと精巧な作りが魅力です。
金属製の鏡筒は、手にしっかりとした感触を与え、長期間の使用にも耐えられる耐久性を持っています。
絞りリングやフォーカスリングは滑らかに動き、撮影者に直感的な操作感を提供します。このレンズは、特にストリートフォトグラフィーや旅行写真に最適で、そのコンパクトさと軽さが撮影の自由度を高めます。

45mm F2.8 DG DN | Contemporary と比較しても本体とレンズを合わせてみると、だいたい同じぐらいのサイズ感になっております。

3. 画質とパフォーマンス

COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PIIは、開放F値が2.5と明るいレンズです。これにより、低照度環境でも優れたパフォーマンスを発揮します。
解像度は中央部から周辺部まで非常に高く、絞り値による描写の変化も楽しめます。
このレンズの特長は、その美しいボケ味です。F2.5の開放絞りで撮影した際の背景のボケは、滑らかで自然な表現が可能です。
また、色収差や歪みも最小限に抑えられており、クリアで忠実な色再現が実現されています。

SIGMA fp + VoightLander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII
SIGMA fp + VoightLander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII

4. 実際の撮影での使用感

VoightLander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PIIは、そのコンパクトさと軽さから、長時間の撮影でも疲れにくいです。
ストリートフォトグラフィーでは、その小型サイズが目立たず、自然なシーンを捉えやすいです。
また、マニュアルフォーカスレンズならではの楽しさもあります。
ピント合わせの際の手応えや、撮影前の準備の時間が、撮影体験をより豊かにしてくれます。

5. ちょっとした注意

いくつか気をつけておくべきことがあります。まず、VoightLanderはSIGMA fpのLマウントに対応していないため、変換アダプターが必要です。
私は銘匠光学のTTArtisan M-Lを使用しており、これは手頃な価格でデザインも質感も素晴らしいので、とてもおすすめです。

また、最短撮影距離が0.7m(70cm)となるため、商品撮影などには不向きです。
例えば、ランチの写真を撮る場合でも、かなり席から離れないと撮影できません。そのため、このレンズはスナップショットやフォトウォークに最適だと思います。

◾️まとめ

VoightLander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PIIは、クラシックなデザインと現代的な性能を兼ね備えた魅力的なレンズです。
そのコンパクトさと軽さ、高い解像度、美しいボケ味は、多くの写真愛好家にとって理想的なレンズと言えるでしょう。
クラシックなカメラを持つ方や、ストリートフォトグラフィーを楽しむ方に特におすすめです。

写真を愛する全ての方々に、この素晴らしいレンズをぜひ一度手に取っていただき、その魅力を感じていただきたいですね。

SIGMA fp + VoightLander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII
SIGMA fp + VoightLander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII

ちなみに本当にコンパクトにしたいのであれば、銘匠光学のTTArtisan 50mm F2 フルサイズ マニュアルフォーカスレンズで価格帯も1万円台なのでこちらもお勧めできます。
こちらはマウント変化アダブターなしで SIGMA fp に付けられるのでかなりコンパクトが望めます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?