勝ち負けだけじゃないスポーツの楽しみ方vol.19「勝っているときは悪い芽が育っている」

大和シルフィード分析サポート担当の日記

アスリートでも、コーチでも、監督でも、トレーナーでもない僕は、スポーツに関係ない仕事で培ったスキルや知識を活かして、スポーツを分析しています。このコーナーでは、2022年シーズンを分析サポート担当として戦う大和シルフィードのことを書いていきます。


試行錯誤の先に

なでしこリーグ2部は第7節まで終了。大和シルフィードは1試合消化が少ない状態で3勝2敗1分の4位。3連勝の後に2敗1分と3試合勝利がありません。

3試合勝利がないというのはチームの精神衛生上いい状態ではありませんが、僕自身はこういうことがどこかで来ることを予想していました。こういうと社長に怒られそうですが、むかし読売ジャイアンツの監督を務めていた藤田元司さんは「勝っているときは悪い芽が育っている」という言葉を残してくれました。勝っているときほど実は危険なんです。

開幕3連勝は決してよいことばかりではなく、問題点が覆い隠されたままシーズンが進み、改善しようと着手しようとしたら時間がないということだけは避けたいのですが、「Winning team never change」という言葉をきいたことがあるのですが、勝っているチームを動かしてはならないと言われていたりするので、問題があっても積極的に着手しようとしないし、スタッフも守りに入りがちです。

ただ、開幕3連勝中のチームは課題だらけだったので、どこかで問題にぶち当たる可能性がありました。そのタイミングでチームにCOVID-19の感染者が出てメンバーを入れ替えて試合をせざるを得なくなり2連敗。急にチームはピンチに直面しました。

ただこういうピンチはチャンスでもあります。これまで取り組んできたことをもう一度思い出して取り組みしなおそう。そういうコンセプトを掲げて3試合に臨みました。

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スポーツのコラムにプラスして、日記を書くことにしました。日記には、お会いしている人の話、プロジェクトの話、普段の生活など、表に書けない話を書こうと思います。

Jリーグ、海外サッカー、ランニング、時事ネタなど、自分が普段楽しんでいるスポーツの楽しみ方について、ちょっと表で書けない話も含めて、4,0…

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