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変わろうとする思い、変わろうとする覚悟、そして、一歩踏み出す勇気

2018年の新年のあいさつを書いたとき、僕はWWEで活躍する中邑真輔さんが、新日本プロレス時代にIWGPインターコンチネンタル王者に輝いたときのコメントを紹介しました。

Wanna be starting Somethingだ。新しいことをやらせろよ。
おい!インターコンチネンタル、いま、(ベルトは)もうひとつあるだろ?
IWGP。それより、上の価値まで持っていく!
2011年の棚橋弘至と中邑真輔」より

今あるものと同じくらい、いや、それ以上の上の価値まで持っていく。そんな決意を込めたつもりでした。

2018年のレビューにも書きましたが、様々な立場の方に人とお会いする機会に恵まれました。自分自身ある程度立ち振る舞えるという、自信を得ることができた1年でした。

これまで、やりたいことをあまり口に出したりすることはありませんでしたが、2019年はやりたいことは、口に出して、ブログに書いて、どんどん表に出していきたいと思います。

「勝ち負けだけじゃないスポーツの楽しみ方」は僕の行動理念

僕が運営している有料購読マガジンのタイトルは「勝ち負けだけじゃないスポーツの楽しみ方」です。このタイトルは、僕自身のスポーツに対する行動理念でもあります。

勝つという目的を達成することの大切さだけではなく、負けから学ぶことの大切さ、人やチームの成長を促すような取り組みをしていくことが、僕のスポーツに接するときの行動理念です。この行動理念に基づいて2019年も行動したいと思います。

2019年はアナリストとしての活動を増やす

2019年は本業でも、スポーツでも、アナリストとして活動する時間を増やそうと思っています。

僕は普段はデジタルエージェンシーで働いているので、スポーツビジネスに関する相談もないわけではないのですが、2018年に多くの人にお会いしましたが、一番相談が多かったのは、「スポーツをどう分析したら良いのか」という相談でした。

日本スポーツアナリスト協会の活動はサポートしており、これまでは本業で培ったスキルを活かすことが多かったのですが、2019年は広報委員としての活動はSAJ2019までで、今後はスポーツアナリストとしての活動に割く時間を増やしたいと思います。

そして、本業のデジタルエージェンシーの仕事でも、僕に求められているのは、Webサイトの制作ではなく、レポーティングと成長戦略の立案です。Web上に制作したメディアがどうすれば成長するのか。どのように成長したと判断すればよいのか。メディア戦略を把握して、指標を計測し、成長につながる提案を行うという仕事は、スポーツの領域でも活かせると思います。

2019年はアナリストとして、自分がどこまで人に役立てる人間になれるか。チャレンジしたいと思っています。そこで、3つのこと(+α)にトライしたいと思います。

分析する競技と発信方法を増やす

1つ目は分析する競技と発信方法を増やすことです。

僕は海外サッカーのレビューをずっと控えてきました。海外サッカーのレビューや動画の分析は書き手がたくさんいるので、同じことをしてもしょうがない。そう思っていたからです。

ところが、海外サッカーのレビューやSNS上の分析を読んで、あることに気が付きました。それは、分析しているチームが偏っているということです。多くの人が、マンチェスター・シティ、リバプール、チェルシー、FCバルセロナ、レアル・マドリー、ユベントス、TSGホッフェンハイム、ライプツィヒといったチームのことを書いていますが、リーグを支えているのは彼らの対戦相手です。

2018年からリーガ・エスパニョーラのビジャレアル、チャンピオンズリーグではアヤックスのことを書いています。他にも良いチームはあると思いますし、良いチームが輝くのは対戦相手がいるからです。そして、その国のリーグの力を示しているのは、トップクラスのチームや、特殊な取り組みをしているクラブではないクラブだと思いますので、僕はそんなクラブの試合のレビューを積極的に書いていきたいと思います。

そして、サッカーの試合も、バスケットボールの試合も見るのに、バスケットボールの試合のレビューはこれまであまり書いていませんでした。2019年はBリーグだけでなく、NBAやFIBAの国際試合のレビューも書いてみたいと思ってます。

そのかわりに、というわけではありませんが、僕はこれまで試合の見所を紹介する「プレビュー」と、試合の考察をまとめた「レビュー」という形式で書いてきましたが、これまで書いてきた川崎フロンターレの試合については、プレビューは書かないときめました。

プレビューを楽しみにしてくださっている方もいるのは知っています。でも、2019年は多くのチームのレビューから、チームと選手とファンの良質な関係作りをサポートしたいと思います。

積極的に勉強メモを公開する

2つ目は積極的に勉強メモを公開することです。

少しずつではあるのですが、統計や英語などの勉強は続けているのですが、アウトプットしていなかったので、なかなか進捗が思うように進まないと思うことがありました。

2019年は「こいつこれくらいしか分かってないのか」と言われるのを前提に、積極的に勉強した記録を公開していこうと思います。

今年は英語、統計、そしてデザインや動画編集といった領域も積極的に勉強し、学んだことは少しでもよいから、恥ずかしがらずにアウトプットしていきたいと思います。勉強しようと思っているテーマは、本業にも関わりがあることです。本業もアナリストとして活動する時間を増やしていきたいと思っていますので、ここは力を入れて取り組みたいと思います。

本を出版する

3つ目は本を出版することことです。

2018年11月にnoteにこんなことを書きました。

noteで募集したところ、なんと4人の編集者が興味をもってくれました。実際に4人の編集者にお会いして、1人の編集者とは具体的にプロジェクトを進める予定ですし、1人の編集者とはじっくり何ができるか考えようという話をしております。

どうなるかは分かりませんが、時間がかかっても形にしたいと思います。ご期待ください。

英語で情報を発信する

+αとして取り組みたいのが、英語での情報発信です。

ドリブルデザイナーの岡部将和さんは、海外の選手にもドリブルを教えるため、英語での情報発信を始めました。

海外でなんて、できっこない。そんなことを言うのは人の勝手です。2019年は、海外の人にも僕の考えを伝えるために、英語でもレビューを書いて、発信していきたいと思います。

日本より海外の方が、ずっと競争相手が多いのは承知の上です。でも、この記事を読んでいたら、悩む前にトライしてみたい。そう思いました。

一歩踏み出す勇気

新日本プロレスの内藤哲也さんが、2018年4月の熊本大会でこんなことを語りました。

「今もあの時(震災)の傷を持っている方々、たくさんいらっしゃると思いますが、だからこそ、俺は言いたい。変わらないこと、あきらめないことはもちろん大事。でも、変わろうとする思い、変わろうとする覚悟、そして一歩踏み出す勇気も俺は大事なことなんじゃないかなと思います」

僕はずっと「変わらないこと」の大切さについて、ずっと書いてきたような気がします。でも、変わらないことは黙っていてもできます。だからこそ、2019年は一歩踏み出して、変わろうとするようなことを実行していきたいと思います。

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