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考える技術が上がれば、仕事のパフォーマンスも上がる

いきなりだけど、考える技術が上がると、次のような効果がある。

1.自分の感覚をより細かく把握出来る
2.自分の感覚を人に伝えるのが上手くなる
3.他人が伝える言葉をより細かく把握出来る

1から3を繰り返していると、次第に自分自身にインプットされる情報の量と精度が上がり、自分自信がアウトプットする情報や表現の精度が上がる。僕はその繰り返しをブログやnoteといったインターネット上で7年以上続けてきた。

7年前はどこにでもいる普通の会社員だった僕は、今ではスポーツ関係者や大学の教員の皆様に混じって800名近く動員するスポーツのイベントの実行委員を担当し、企画から携わった有料オンラインイベントでは30人以上の人に参加頂くことができた。そして、2020年2月にはスペイン・ビジャレアルとベルギー・シント=トロイデンに訪問。2月以降は個人宛の問い合わせも劇的に増えた。

僕がブログやnoteを書き続けていくうちに身についた技術の一つに、「自分の意見を発信する技術」があるけれど、僕は発信する技術が劇的に伸びたとは思えない。むしろ伸びたのは、人の意見の意図を理解する技術であったり、書籍や映像作品の意図を深く理解する技術であったりする。noteのプロデューサーの徳力さんが、インターネットで情報発信するにあたって「傾聴」の大切さを説いているけれど、僕は情報発信を続けたことで「傾聴力」が深く身についた。そんな気がしている。

「考える」ことは簡単ではない。頭で「うーん」と唸っている間は、考えているようで考えていないと言われるけど、そもそも、考える方法を知らない人も多いのではないか。

僕の主観だけれど、考える習慣がない人は、使える言葉が少ない。言葉が少ないということは、自分自身の感覚を表現する方法が少ないということでもある。ダンスをしたり、音楽を奏でるという方法もあるけど、人と人のコミュニケーションで、常に踊っているわけにはいかない。使える言葉が少ないということは、自分自身の感覚を言葉に置き換える作業を行っている回数が少なく、感覚を深める作業を行っている回数も少ないということではないかと思っている。

仕事を通じて、使える言葉を増やし、仕事のレベルを上げていける人もいるし、仕事の経験を積み重ねると、仕事のレベルに応じて、ある程度のレベルまでには達する。ただ、ある程度から先に進もうと思ったら、仕事をただこなしているだけでは達しない。自分なりに努力が必要だ。

エスキモーは「雪」を50種類以上の言葉で表現できるそうだ。使える言葉の数と、感覚の表現力は、概ね比例する。僕はそう感じている。

(ある勉強会の前置き代わりに書いてみた)

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