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書評まとめ

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これまで書いた書評記事をまとめます。 photo by giovanni calderoni
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#コラム

書評「サッカー間で受ける解剖図鑑」

僕が初めて星翔太さんの試合を観に行った時に感じたのは「なんて間でボールを受けるのが上手い…

西原雄一
9か月前
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書評「カルロ・アンチェロッティ"戦術としての監督"」

ヨーロッパサッカーが好きな人は、リバプール、マンチェスター・シティといったクラブをチェッ…

西原雄一
4年前
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書評「うつ病とサッカー 元ドイツ代表GKロベルト・エンケの隠された闘いの記録」

ずっと気になっていた本だった。でも、なかなか読む気になれなかった。 読むには体力が必要な…

西原雄一
4年前
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書評「宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいく チームの話」(長尾彰)

僕はずっと違和感をもっていたことがありました。それは、僕が普段書いているサッカーのレビュ…

西原雄一
4年前
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書評「世界基準の交渉術 ~一流サッカー代理人が明かす「0か100か」のビジネスルール」…

日本人のサッカー選手が海外クラブに移籍するときに、注目される存在がいます。それがサッカー…

西原雄一
4年前
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パタゴニアが提示する「未来への羅針盤」

Coyoteという雑誌があります。Switchという雑誌と同じ会社が出版している雑誌で、旅をテーマに…

西原雄一
4年前
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パタゴニアが提示する「進むべき道」-責任を持ち、行動する-

Coyoteという雑誌があります。Switchという雑誌と同じ会社が出版している雑誌で、旅をテーマにしたエッセイやインタビューを掲載しているのですが、No49の特集はパタゴニアでした。パタゴニアは、今年創業40週年を迎えました。 パタゴニアという会社は、仕事の合間にサーフィンに行くのもよし、会社を休職して別の仕事や長い度にでるのもよし、といった従業員の自主線を尊重した働き方、自然環境に配慮し、長く使ってもらうことに主眼をおいた製品づくり、自然環境を維持するための様々な支援活

書評「情報の文明学」(梅棹 忠夫)

ほぼ日刊イトイ新聞が「ほぼ日の父」と呼ぶ本があります。1960年代に情報産業社会の到来をいち…

西原雄一
4年前
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書評「信頼の構造」(山岸孝男)

人はどのような時に、他人を信頼するのでしょうか。 東日本大震災以降「信頼」という言葉をよ…

西原雄一
5年前
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書評「読みたいことを、書けばいい。」(田中泰延)

Twitterで多くの人がシェアしているので、買う予定じゃないのに手にとってしまいました。 「…

西原雄一
5年前
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書評「僕と彼女と週末に 浜田省吾 ON THE ROAD 2011 The Last Weekend」(田家秀樹)

現代の音楽業界は、従来のCDなどのパッケージの売上が落ちているため、ライブ活動やグッズ販売…

西原雄一
5年前
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書評「欧州旅するフットボール」(豊福晋)

双葉社の長坂様から献本頂きました。ありがとうございます。 本書「欧州旅するフットボール」…

西原雄一
5年前
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書評:熱風2013年2月号 特集「嘘をつく人」

スタジオジブリは、毎月10日に「熱風」という無料の文芸誌を発行しているのですが、2013年2月…

西原雄一
5年前
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書評「料理の旅人」(木村俊介)

本書は、日本レストラン界の青春時代を語る、料理の世界で生きてきた25人のインタビュー集です。 僕は、料理人になった人は「とにかく料理が好き」というイメージを持っていました。しかし、本書を読み終えて、そのイメージは覆されました。 ”料理が好き”だけでは続けられない 本書に登場する料理人が異口同音に語っていたのは「”料理が好き”だけでは、料理人は続けられない」ということです。 長時間労働で休みは少ないこと、手間も時間もかかる故に大きな利益が得られる仕事ではないこと、料理だけ