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書評まとめ

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これまで書いた書評記事をまとめます。 photo by giovanni calderoni
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#コンテンツ会議

書評「CUEのキセキ クリエイティブオフィスキューの20年」

1992年札幌市内の1DKのマンションの1室で、あるタレント事務所が産声を上げました。その名は、…

西原雄一
5年前
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書評「Basketball Lab 日本のバスケットボールの未来。」

2019年9月2日に、1冊のバスケットボールに関する本が発売されます。本の名前は「Basketball La…

西原雄一
5年前
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書評「僕は君たちに武器を配りたい」(瀧本哲史)

本書は、著者はこんな言葉で始まります。 本書は、これから社会に旅立つ、 あるいは旅立った…

西原雄一
5年前
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書評「武器としての交渉思考 」(瀧本哲史)

「交渉」という言葉を聞くと、企業間のビジネス交渉や、犯人を言葉で説得する「交渉人」をイメ…

西原雄一
5年前
13

ボブ・ディランの「FOREVER YOUNG」を元に作られた絵本「はじまりの日」

何気なく図書館で娘の絵本を探していた時、1冊の本が目に留まりました。その絵本は「ボブ・デ…

西原雄一
5年前
16

書評「漫画映画(アニメーション)の志―『やぶにらみの暴君』と『王と鳥』」(高畑勲)

フランスのアニメーション映画に「やぶにらみの暴君」という映画があります。日本で公開された…

西原雄一
5年前
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書評「うつ病とサッカー 元ドイツ代表GKロベルト・エンケの隠された闘いの記録」

ずっと気になっていた本だった。でも、なかなか読む気になれなかった。 読むには体力が必要なことも分かっていたけど、それだけが理由ではない。書評を書くとしたら、個人的なことを書かなければならないと思っていたからだ。自分の経験を無視して、虫の良いことを言うことはできない。そう思っていた。 本書は、元ドイツ代表のサッカー選手ロベルト・エンケの人生を描いた作品だ。本書が他の自伝と異なるのが、ロベルト・エンケの人生が栄光ではなく、苦悩に彩られているからだ。 類まれな才能と心の病ロベ

書評「宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいく チームの話」(長尾彰)

僕はずっと違和感をもっていたことがありました。それは、僕が普段書いているサッカーのレビュ…

西原雄一
5年前
38

書評「私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日」

200年代に出版されたビジネス本のベストセラーに「千円札は拾うな」という書籍がありました。…

西原雄一
5年前
10

書評「勝ち続ける意志力 」(梅原大吾)

長谷部誠さんの「心を整える」をきっかけにして、アスリートの仕事に対する考え方を書いた本を…

西原雄一
5年前
9

書評「情報の文明学」(梅棹 忠夫)

ほぼ日刊イトイ新聞が「ほぼ日の父」と呼ぶ本があります。1960年代に情報産業社会の到来をいち…

西原雄一
5年前
16

書評「信頼の構造」(山岸孝男)

人はどのような時に、他人を信頼するのでしょうか。 東日本大震災以降「信頼」という言葉をよ…

西原雄一
5年前
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書評「コービー・ブライアント 失う勇気 最高の男(ザ・マン)になるためさ!」

1997年5月12日、ウェスタン・カンファレンス準決勝ロサンゼルス・レイカーズ対ユタ・ジャズ第5…

西原雄一
5年前
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書評「読みたいことを、書けばいい。」(田中泰延)

Twitterで多くの人がシェアしているので、買う予定じゃないのに手にとってしまいました。 「人は3回違う場所で目にしたら、その商品が欲しくなる」という話を聞いたことがあるのですが、僕はTwitter、Facebook、書店と3回目にしてしまったので、まんまとその法則にハマってしまいました。 でも、読み終えた今はこう言えます。買ってよかった。人に自信をもっておすすめできる本です。 本書「読みたいことを、書けばいい。」は、電通で24年間コピーライターとして働いていた著者が