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ドラマのように甘く 上手くはいかないのも

ただの近況記事です。タイトルは世界で一番好きな渉の歌割から。二番目はTokyo-Kisです。悩ましい。

オタク向いてない時期

2017年3月頃も「オタク辞めろって言ってんのか~!?」と暴れまわったものだが、先週は久しぶりにその気分にさせられた。

水曜日の一報にショックを受けた。1月のニュースといい、TLで知るのではなくメールで知れたのはよかった。やっぱり情報って受け取ったときの第一印象でダメージが変わるので。悲しい!寂しい!いやだ!わからん!まあなんともいえん!う~ん!まあでも!そんな私は掛け持ちなので!ラジオがあるんですよね!と23:57分頃にTwitterを開いたら担当、体調不良のお知らせ。

ものの見事に凹んでしまった。絶望!とかそういった大それた感情ではないが、支えとしていてくれると思っていた人がそこにいないって、やっぱりなんだか淋しい。実はアイドルと私って会話したこともない他人なんですよ。知ってる。
恐らくコロナだろう、と思いつつも、やっぱり体調不良って心の不調と繋がったりするし心配になる。あんまり長引くと稽古・本番にも響きそうだし。

そうやって心配していたが故に、その週の水曜から翌週の月曜まで、せっかくレコメン!を聞かなくてもいい平日をなんだかんだ起きて過ごしてしまった。
火曜復帰だったので約6日、5日を過ぎたあたりからオタク…いや嘘だな他担、のほうが「大丈夫?長くない?」と心配していたように思う。うるせ~!こっちだって心配だよ!でも言霊とかある気がするからネガティブなこと言わないで~!あと代打を祈らないで~!いや気持ちはめちゃくちゃわかるけれども!!!悪意がないのもわかるけれども!!!

久しぶりに「これがきっかけでなにか悪い方に転じたらどうしよう」みたいな心配が頭をもたげてしまう。数年前のこれを思い出した。

担当の音沙汰がなくて淋しい、長い6日間だった。おかしい、1年前ぐらいまでは担当が1か月ほどふらっといなくなることぐらい当たり前だったのに。人間、贅沢に慣れるのだけはいつだって爆速。

そんなこんなで1月ぐらいから入りかかっていた「まともな人間として生きるか」スイッチがパーンと入ってしまった。ちなみに前回このスイッチが入ったのは2020年の1月、京セラドームに絶望したときです。

人生を回す

突然だが皆さまは「まともな人間」として生きているだろうか。その定義は多岐にわたる気がするが、私はまともではない(「まとも」って聞くと、少年たちが頭に浮かぶよね)。
基本目覚めるのは家を出る20分前だし、布団から出るのは8分ぐらい前だ。毎日毎日RTAをして、すっぴんで会社に行くアラサー。洗濯しやすい服を着て、コーディネートなんて平日は一切気にしない。

私にとっての「オタ活」は、「アイドルを使った自己実現」である。アイドルを自己実現に使うなとか意識の高いオタクがたは言ったりするが、別にオタクがどうしようと自由だと思っている。
私はジャニオタになって私は髪を染めたし、セルフネイルをするようになった。眉毛サロンとかも行くようになった。昔は行けなかった服屋さんに入って、店員さんと話せるようになったりした。似合う服と似合わない服がわかるようになりはじめた。

今までそれをオタクにしか適用してこなかったのだが、会社にもようやくそれを適用し始めた。単純に色々考えて、「やっぱり結婚したくね?結婚するんなら会社の人狙うのが確実じゃね?」という狂った思想を持ち始めたのもある。毎日化粧をして、髪をそれなりにして、アクセサリーをつけて会社に行くようにした。姿勢もできるかぎり良くするようにして、ヘッドホンを外し話しかけやすい空気を作って、挨拶もきちんとするようにする。

私は結構頭でっかちで面倒で夢見がちな性質…だった、ので、こうして頑張り始めると、脳内では進研ゼミの漫画か「OLの30daysコーデ」の日々が展開されてしまう。恋も仕事もおしゃれもオタ活も、何も諦めないあたしっ!になってしまっていたのである。
しかし、「だった」と記載している通り、年を重ねてなんかいろいろ諦めることを学んでしまった。等身大の自分でそれなりに生きることを覚えてしまった。妹にも「せりは張り切ると捻挫する(※中2時期の実体験、過呼吸の友人を救うため医務室まで走り階段で転び捻挫した)」といわれているので、地に足つけて着々と生きていきたい…。

この変化をするにあたって刺激を受けた後輩がいる。本人が自分で「可愛くなった!」といっていたが、実際ここ数カ月で本当に垢ぬけた後輩だ。アラサーはなんだかそれがとんでもなくうらやましく、追随したくなってしまっているのである。まあ、いいことでしょ。

「いつも笑顔でごきげんの林真鳥になる」と、数週間前からいつも会社の目につく場所に書いてある。笑顔でご機嫌な人を見ているとこちらも笑顔になるし大好きになるのだ。不機嫌な顔、泣きそうな顔をしているぐらいなら、いつだってニコニコしていたい。

ありふれたぐらいが

と、リアルの人生に目を向けようとした瞬間、渡りに船の連絡が友人から来た。初恋の男に会えるのだ。17年ぶりに。

小5の時に大好きだった男の子がヘルメットっていうあだ名で胡椒って英語でなんというかわからなくて私に話しかけてくれて飛び上がりたいぐらい嬉しかったことも、野球を語るときだけ誰よりも一所懸命でみんなに笑われていたのも、電話番号知りたくって「占いするから電話番号教えて」といって言われた10桁の数字を必死で必死で暗唱して紙に書き写したのも、ワン切りしまくったらお前ウザいからマジでやめろ死ねって言われたことも。

https://note.com/nisereal1012/n/ndd46ebe8516b

小5の私は好き避け上等、一人称「僕」「俺」、男言葉を常用、スカートなんて絶対履かなかった男勝りなので、正直どうすればよいかわからない。

とはいえ私も大人になってしまったので知っている。たいがいこちらが身構えて人に会っても「全然変わらないね」といわれるのだ。今まではそういった発言ひとつとっても「えっ?私ってそんな感じ?」と困惑したものだが、今は「あなたにそう見えるのならそうなんでしょうね~」と受け流す用意までしてしまっている。

とはいえこういう2000%純粋に「好き」だった人会う機会なんてそうそうない。アカリンの女子力動画を見て(見ただけだけど!)、服はどうしようかな、と一緒にヒールを履くか迷ったのはすごく楽しかった!あんまり背が高くない子だったんだけど、どれぐらい大きくなったか知らないのだ!

…とまあ、こんな感じで元気に生きている。どんどん人生のバランスをとるのがうまくなっていて、狂気がなくて怖いぐらいである。
でもまあ推しているアイドルグループの人数が減るのは事実でそれを思い出すと心は荒むので、図書館へ行き本をひたすらに読み漁っている。

そんななかでタイトルに惹かれ完全にヤングアダルト向けの以下の本を読んだのだが、文章ひとつ、フレーズひとつとっても若くて眩しくてボロボロに泣くのでみんな読んでほしい。ラストが超綺麗。こういう人間は大人になったらしれっと結婚して絶対オタクじゃないんだよな…とは思うが。作家さんおいくつなのだろう…。

アイドルに関しては何も干渉できないが、とにかく担当は無事復帰してくれたし、今日は「推しの子」特集に出る。実は初のちゃんとしたアニメ仕事である。誰よりも強い君以外は認めないよ。


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