【2021’4’6】 会議 【2161文字】

作った動画をチームのみんなに見せた。うれしいことに好反応で、修正すべき素直な意見もたくさんくれた。このプロジェクトが始まった当初の話し合い、僕はただ呼ばれてただ参加していたのだが、その会議の進め方は僕の経験上、明らかな地雷パターンで、結局多数決というなんともつまらない結末を迎えそうな雰囲気を察知してしまったので、ついつい会議の進め方の方針を提言してしまった。僕は会議において、まず会議の立ち位置とは何かを考えなければならないと思う。

それはただの情報報告会なのであれば、そもそも文書でいいし、どうしても口頭やボディランゲージを使いたいなら動画を撮ってよこしてくれてばいい。それが意見を募って何かを決めるのであれば、その会議における最終決定権は誰にあるのか、言い換えれば、責任者は誰なのかを明確にしなければならない。世の中には多数決信望者が多いように見受けられるが、僕はほぼいかなる状況においても、多数決を嫌悪する。なぜならば、多数決は無難しか生まないからだ。多数が理解できるものなんてのは、過去に数多の先人が擦りに擦り、擦りまくったすえ、大コケはしないけど、成果もまあそこそこだよねみたいなものしかない。それだと何のための会議かわからないし、そもそも先人が何回もやってきたことを、わざわざ自分の人生の貴重な時間を使って再現するなんてのは無駄しか感じない。また、多数決は責任が分散する傾向がある。多数決を採用したものが最終的に責任を取るというのならばいいけれど、多数決を採用するということそれ自体が暗黙の多数決によって行われているように思ってしまう。多数決愛好家がよく言うのは、少数意見の尊重という言葉だが、そんなのはただの建前で、結局はマイノリティを握り潰すための手段でしかない。僕は何か物事を決める際は、たった1人の独断と強い信念においてのみ、新しい、おもしろいことができるのだと思っている。だから、会議で始めに決めるべきことは、責任者が決まってないならば責任者を決める、プロジェクトリーダーが決まってないならリーダーを決めることだと思う。ただ、そのリーダーは担ぎ上げられたリーダーではなく、自分の美意識と采配とバランス感覚をもってプロジェクトにあたり、自分のやることなすことを丁寧にチームメンバーに説明し、納得するまでとことん説明して、チーム全体の舵を独断するリーダーでなければならない。そのようなリーダーになるべき者がいないのであれば、そのプロジェクトは失敗するか、よくても無難なものにしかならない。リーダーとは決定するものを指す。自分の独断では何も決められない人はリーダーとは言わない。自分自身の判断をピュアに信じ、それを周りの仲間に丁寧に何度も説明し、フォロワーをつけていき、実力で力を知らしめる。それがリーダーだ。もし自分の所属する組織がなんのきまぐれか多数決をするとなったら、その多数決は本当に多数決で決めるべきことなのかを今一度考え、その上で多数決が不適当だと思ったら一旦は苦言を呈す。それでもなお多数決を敢行しようとするならば、僕はそのプロジェクトには一切関わらないか、最悪その組織を抜けるだろう。それほど多数決は面白みがなく、間違った方向に行きやすい。何度も言うが、そういったリーダーがいないのであれば、そもそもそのプロジェクト自体をやるべきではないし、どうしても自分の能力で無理だと言うのならば、自分の責任の元、有能な人間に舵取りを依頼すべきだ。そんなことを強く感じた日だった。眠たくなってきた。そういえば、今日は新しい眼鏡を買った。JINSで5,500円。Air Frameだったかなんだったか忘れたがすごく軽い。フレーム色は少し灰色っぽい透明な感じで、初めてレンズが大きめの眼鏡を買った。黒の眼鏡はつまんないから、いつも色付きのものを買ってしまう。とは言っても前回は3年前に購入したっきりみたい。そして本屋でKindleで買ったけど紙でも読みたい本を2冊買って、夜は『20代を無難に生きるな/永松茂久』の3周目を読んだ。今年のテーマの一つに、お気に入り本を10冊、3ヶ月に7回読むというのをやる、というのがある。それをそれを書いていた本でとりあえずやってみている。この本は本当に面白い。この本は鶴岡市に旅行に行ったときによった『八文字屋』という書店で偶然出会った本だ。自分が今住んでいる近くの本屋では一度も見かけたことはない。この本は、僕が薄々気づいてはいたけれども、なかなか言語化はできず、それゆえにこれからの生き方を悩んでいたときに出会った一冊で、とにかく内容がやっぱりそうだよなの連続。僕は今までは乱読チックな読書ばかりしてきたが、今年度は広げることは控えめに、少ない冊数を深めるという秩序のフェーズを目指そうと思っている。やりたいことはいっぱいある。ただ、やりたいことをたくさんこなすには、面白いと感じたことからやっていくのが1番だなと感じたのでした。トイレに行って水飲んで、この文章を書き終えたらたぶんそのまま寝落ちする。読書しながらとか何かを書きながら、考えながらの寝落ちが二度寝とお風呂の次に至福かもしれない。ああ、もう眠い。今は日付が変わってもうすぐ2:30。もう眠い。おやすみ。