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梅雨明け

ここ数日の晴天、そして異常な暑さは真夏を感じさせるものだと思っていたら…なんと梅雨が猛ダッシュで駆け抜けてしまった。認められれば観測史上初の6月中の梅雨明けになるそうで。

…誰がそれを認めるのか?そもそも認める制度なんてあったの?という点も含め世の中なかなか混乱している。

電力の供給体制も真夏に向けた体制には至っておらず。喫緊数日の供給もおぼつかなく。特に明日は節電を意識しなければならないなど…明日やばいのであれば火力発電の絶対量を増やせば良いじゃん?とど素人の考えを持ってしまいがちだが…現実はそうじゃないのだろう。

東京都庁では執務室の電気をオフにするなど、「90%はパフォーマンス」といった節電対策をしているが…その情報に触れて「あぁ、節電しなくちゃ!」と思うかというとそうでもなく。

ただ、特に都内においてはリモートワークをされている方々が一定数いて。その人たちが家庭でエアコンを使っている、本来通うべきオフィスでも空調が効いている、家庭で使うエアコンの電力消費がバカにならないのであれば在宅解消して出勤にシフトする…という絵図にはならないだろうか?少なくとも我が勤務先では「絶対に在宅勤務を続けたい!」という相当数の社員と、「そろそろ出社を基本としたい、そうしないと生産性が上がらない」と考える一部上層部の考えにギャップが出ており。

「家庭の消費電力を鑑み、出社を前提とする。在宅勤務の場合は事前に上長の承認を得るように!」という可能性も無くはない。

世の中(というかマスコミ)は流されやすいもので、つい先日までウクライナの立場に立った被害状況がいちばんの関心ごとだった気がするが。出口が見えずロシアへの制裁の影響が顕在化しはじめると(はやく終わらないかなー…。いつまでも続くと迷惑だなー…。)という空気になり。

少し前までは「ウクライナを支援します!」という意識のある人々が一定数いたが、最近ではそれほど目立たなくなってきている。

井上陽水の曲=傘がないではないが。
大きなニュース、痛ましい情報など…世の中の関心ごとに対し自分の問題は雨の日に傘を持っていないという些事だったりして。「暑いから電力供給が追いつかない!(東京電力管内)」を全国的なニュースのトップに持ってくるセンスとか。何となく情報発信者の個人的関心ごとを影響力のある電波に乗せて人々の共感を得たいだけの気もする。…NHKのニュースを見て「節電しなくちゃ!」と思わせて満足ではなく。

本当に節電させたいなら、「今、電力供給が逼迫しております。節電のため知りたい情報がない方はどうぞテレビのコンセントを抜いて節電にご協力ください!」と訴える方が良い気がする。

電力消費をしてテレビを見ている人々に「節電がどーのこーの」と訴える矛盾。あるいは「スマホ・タブレットのNHKプラスでご視聴ください」と言えば良いのか(笑)?

…ここまで、井上陽水の「傘がない」の「けれども」の前までの歌詞として。

今の私にとって最大の関心ごとは今だに愛犬を失ったことであり。
昨日迎えたはじめての月命日で、たぶん妻とはじめてお花屋さんに花を買いに行った。今まで花を愛でる習慣も意識もなかったが、お花屋さんに陳列された花を見て、どの花が愛犬らしいものなのか?と考える時間はなかなか良いものであり。

お花屋さんが選んでくれた6月らしい花はとても可愛らしかった。

6月らしく紫陽花の花も入れてくれた。毎月27日に、その月に相応しい花を求め愛犬に備えつつ花を愛でる…そんなささやかな豊かさを今後も続けていこうと思った。

それは、いいことだと思う。

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