見出し画像

メガネくん

もともと近眼+乱視であり。
コンタクトを併用していたが年齢とともにコンタクトでは視力が出なくなった…たぶん老眼の影響?と思っていたが。

最近事情がわかった。要は近眼を調整するレンズに対し。近くのものはそのレンズの力を借りて自らピントを合わせる補正を行なっていたところ、年齢とともに補正が効かなくなっている状態が数年前から始まっており。

もちろん、運転免許の更新に際し両眼で0.7という視力すらおぼつかなくなっていたので遠くが見えるメガネを新調していたが。

遠くが見えるメガネだと近くが全く見えず。

200m先のコンビニの看板がそれとわかる(字はもちろん読めないけど看板があることは認識できる)メガネより、目の前のパソコンやスマホにちゃんとピントが合うようにしたいと思っていた。老眼鏡を使っても裸眼の状態ではまったく機能せず。メガネの上から老眼鏡をかけるとピントが合うという不思議な状態が続いていた。

ふと気づいたこととして。
メガネの度を強くすることだけを考えていたが、近距離用に度数の弱いメガネを作ればこの悩みは解消されるのでは?ということ。近視用メガネの上に老眼鏡をかけるとよく見える=近視用メガネの度数を下げた効果なのでは?という仮説に則り。

リーズナブルなプライスでお馴染みのJINSさんに行ってメガネを作ってみた。疑り深い性格なので「フレームとレンズセットでこの価格!」に対し、でもレンズは牛乳瓶の底みたいな分厚いものですが(笑)と思って行ってみたが。

検眼から即時対応からプライシングまで、非常に優れており。5,000円のフレーム+消費税で5,500円ぽっきりでメガネができてしまった。平素使っていた999.9とか新しく求めたMoscotの1/10以下の金額でメガネができてしまった。クリアに見るためのツールとしてはじゅうぶんであり。パソコン・スマホ閲覧など用途に特化して複数作ってもお財布に優しい。

パソコン用をひとつ作り。
でも、スマホを見る時にパソコン用を使うと見づらい、裸眼の方が良い…ということで、スマホ・タブレット用にもう1本作った。それが冒頭の画像のもの。スマホ・タブレット用は近視の度数としては極めて小さいが、でも乱視には効果があり。今までど根性ガエルのヒロシのように前頭葉にメガネをずらして使っていた状態を回避できるようになった。使途として、昨日綴ったローカル線の旅のお供として、本やスマホの画面を見る時にとっても便利である。多少は近視の補正もできるので…まぁ裸眼よりは何かの助けにはなってくれるだろうし。

メガネを作る際、遠くを見るために度数を強くする選択のみとっていたが…意外と度数を弱くした方が日常生活をより快適に、より豊かな気持ちで過ごすことができるとわかった。

またメガネは顔の一部ゆえ、できるだけ格好良いフレームを使いたい気持ちもあるが…普段着のメガネはとってもリーズナブルに、それでいてなかなかのホスピタリティで求められることもわかった。

円安だの便乗値上げだの…いろいろと不都合な情報がニュースで取り上げられがちだが。高校生の頃、メガネ1本2万円とか…当時の価格相場で考えるととんでもない高級なものだった。まぁその頃はメガネ1本あればメガネごしに多少のピント調節はできたのだけど。

身体の老化により発生した不便を、便利で安価なツールが補ってくれる。この世の中、まだまだ捨てたものじゃないなと思った。

…愛犬についてまったく言及しない日記になってしまった。これも心のうつろいなのだろう、たぶん。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?