癒やしのフルボッコアクション・オッサン映画（映画「Mr.ノーバディ」を観て）

　映画「ミスター・ノーバディ」を観ました。
　監督 イリヤ・ナイシュラー、脚本 デレク・コルスタッド、撮影 パヴェウ・ポゴジェルスキ。
　主演ボブ・オデンカーク、クリストファー・ロイドほか。

Universal Pictures Japan

あらすじ

　なんかこう、ベター・コール・ソウルに出てきそうな弱そうなオッサン（ボブ・オデンカーク）だと思って舐めプしてたらセガール並の化け物でしたごめんなさい許してください勘弁してくださいウギャー

お前らはもう氏ぬしかない or Die!

　最強のオッサン…この男だけには手を出してはいけなかった…というオッサンが悪者をボコボコフルボッコにして撃ちてし止まん全弾撃ち尽くしに撃ちまくるという、癒やし効果を望めるアクション映画でした。

　前半の「我慢パート」もよく描けていたと感じました。後半が引き立つ良い我慢パートだったと思いました。このオッサンの恐ろしさを知るアウトローたちのリアクションも良かったです。

　主人公を演じるボブ・オデンカークは、ブレイキングバッドやベター・コール・ソウルの弁護士ソウル・グッドマンの中の人でもあります。

　別の作品ではあるのですが、ブレイキング・バッドでは暴力の方はからっきしで、どちらかといえば姑息な立ち回りでその場をしのいでいくというキャラであったため、その役者さんが最強のタフガイオッサンとなり暴力で物事を解決していく様には、ブレイキング・バッドとのギャップを感じて爽快感も覚えてしまいました。

　もしこのオッサンだったらブレイキング・バッドもシーズン3くらいで悪組織が全て完全に跡形もなく壊滅して完結していることだろうと思います。混ぜるな。
　様々な劇中曲の使い方もよかったです。癒やしを引き立てる選曲だったと思いました。カーチェイス時の選曲が特に良かったです。

　この前の日曜日の夜に観たのですが、休日に観る映画として最適でした…。

　…こう…「今はフツーに暮らしている最凶オッサンに手を出してブチギレさせて大爆発」な筋はジョン・ウィックっぽいな…と思っていたら脚本のデレク・コルスタッドってジョン・ウイックの脚本家だったのですね…（おわり）