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【300時間4ヶ月間、独学で英語を毎日勉強してみた日誌】

2023年10月。英語の勉強をゼロからはじめた。
理由は3つ、自分のブランドを世界に広げるためのツールのため/好きな洋楽や洋画・アニメなどの作品をもっと深く理解するため/今まで行ってきた海外旅に対する「もっと現地の人と話せたらもっと現地の魅力に触れられたかもなのにな」という後悔のため。

上記インスタ記事は、自分が英語学習はじめたての頃の記事だ。ここには、その時の熱意、みたいなものが記録されている。

これは、英語独学のために、個人的に記録していた日誌である。
自分自身の初志貫徹のため、そして同じ思いで新しいなにかに挑戦しようとしてる誰かのために、この記録を公開したいと思う。




1〜30日目/一ヶ月目「一日1単語だけ、絶対に覚える」

まずはじめに、
海外英語独学指南のyoutube、英語学習本を数冊買い、
「自分の求める英語のレベル」「自分に合う英語学習法」を探った。
そして「学習方法」を決めた。

最初に決めた独学学習の基礎は以下5つ。

A,自分に関する内容に集中する
→なんでもいいから英語のコンテンツに触れるのではなく、
 自分が話せるようになりたいタイプの話し方/求めてる情報を得るための動画コンテンツに集中的にアクセスすべし

B,肉体的にインプットすると、文法で理解するよりもはやい
→顔が筋肉痛になるくらいに発声する・じゃないと耳のフィルターが英語用になることはない

C,英語に耳を浸す
→言葉のリズムや繰り返されるパターン・目立つ部分に耳を傾ける

D,言葉を組み合わせろ
→10の動詞、10の名詞、10の形容詞で、1000の異なる文章がつくれる
 言葉を話すのは創造的行為・最初は赤ちゃんのように話せばいい
 逆に、1000の単語を知れば85%は話せてるのと同じ、3000単語を覚えれば98%をカバー
 [what is this?] [how do you say?] [I don’t understand]
 [what is that mean?] [repeat after please] で引き出してもらえばいい

E,「親」を見つける。
 聞いてくれる。理解しようとしてくれる。訂正してくれる。マネさせてくれる相手。

以下、一ヶ月経っての経過報告。

1,
海外観光youtubeのチャンネルが好きなので、その延長で
「英語で配信されてる海外観光のチャンネル」をいくつも見て、
「頻繁に出てくる/気になった単語・フレーズ」があったら、
それらの「発声のモノマネ・発音の記録・スペルと意味」をノートに記録
「1日1単語だけを必ず覚える」を行った。

2,
「1日1単語」っていう約束事は、かなりハードルの低い学習だと思われるだろう。
でも、「大きな目標をたてるより、まずは楽しく継続すること自体が自分には合うはずだ」と思い、
一番低いハードルに設定した。

なので、気が乗った時、調子がいいときは、
いくつも映像コンテンツを見聞きして、
1日3単語、時にノート1ページ分の記録を行った。

3,
毎日新しい単語/フレーズを覚えながら、
毎日過去に覚えたものを忘れないように、
日本語⇔英語での復習を行った。

4,
結果的に、一ヶ月で「約90単語」をラーニングした

5,
一ヶ月毎日習慣化して、「2ヶ月目は何をするか」を設定した。

それは
1,1日10単語を覚える→3ヶ月で1000単語暗記を目指す
2,外に出て見たままを話す 毎日一つずつちょっとずつ表現を増やしていく→文を使って発声することに慣れる


a car
a blue car
a small blue car
a blue car is slow
A small red car is driving slow

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31日目〜40日目の経過/「コアイメージを学習」


1,英語話者が日常会話で頻繁に使う動詞50個をコアイメージ(絵)付きで10日かけて学習。
→英語から日本語、という覚え方で英語を理解しても、文章は読めても会話はできないので、という学習方法を見て、「絵」で書くことを続けた。

2,「日本語英語学習YouTuber」のオススメを全員表示されないようにした。
→実用性よりも「英語に憧れてるけどコツコツ学習する気はない日本人の特性・コンプレックス」にフックをかけて時間だけを消費させるような
「これが言えればカッコいいフレーズ」や「これが言えたらダサい」などの「コンテンツ」のみに終始してる気がして
 娯楽コンテンツとしては面白いけど、継続的な学習には逆効果だと思い、全員表示しないようにした

3,学習量を1日1単語から1日2ページ〜6ページへ増やした

4,英語との単純接触時間が増えた

5,「理解しやすい入門用の英語教材」ではなく「クセはあるし初心者向けでないけど好きな英語コンテンツ」に触れ続けることを意識した

ポジティブな結果
字幕付きであれば、「5」の高速+クセのある英語でも
字幕を読みながらなら内容が理解できるようになってきた
新しい挑戦と結果に、単純に楽しくなってきてる毎日だった
行った学習を見返して、効果があったものとなかったものを振り分けて、
「41日〜50日目」に向けて、次の課題を作った

1,英語→内容理解はできても
  日本語→英訳の練習をしていない。
  日々の復習を日本語→英語で行うようにする

2,毎日は英作文で日記を書く。最初は一行でもいい・毎日一行ずつ増やす
 →それをChat GPTに添削を頼む

3,日記を音読してグーグル翻訳でチェックする
  →うまく認識されるまでやり直す→本当に反応しない→反応するようになってきた
   思い切って省略するような読み方をする
   マイナー単語はそもそも認識されにくい
   日本語でもそうなように、文脈や自然な会話というものがある
   それに外れたような喋り方は認識されにくい
  →単語だけ覚えて独自でフレーズを作るのではなく、フレーズ自体の学習が必要なことを意識する

4,→単語ではなく、フレーズでの記憶・記憶をはじめる→継続中。楽しい

5,楽しむことを忘れないようにする

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40日目〜50日目の変化/「認識してくる」

1,英語話者の海外旅行系youtuberで1人だけに絞って視聴・シャドウイング
  英語には国や地域別のクセだけじゃなくて、個人個人のクセがあるから、
  好きな人おもしろいと思う人を1人見つけて、その人だけをずっと見ていくのが良いと思った
  アゼルバイジャン出身の彼はあまり難しい単語も使わずスピードも早すぎないから聞き取りやすい

結果
旅行youtubeなら、字幕なしでも単語や言ってることが7〜8割認識できるようになってきた。成長を実感する
洋楽は、5割〜6割くらい。
定番楽曲は聞き取りやすいけど、インディーズバンドの曲は日本と同じように独特の言い回しが多いから難しいことがわかった。
でもだからこそ、やりがいもあって目的も消滅しないからおもしろい。

カートゥーンアニメ(ガムボール)はやっぱりまだ高速に感じる。
早口から長尺のセリフがオチみたいなことがまあまああるから、意味がわからないこともある。

でも2ヶ月とやらずにここまで来てるなら、半年や一年もやれば楽しんで見るまではいけるだろうな、と思った。
少しずつ登ってきたから逆に実感もないけど、2ヶ月前の自分からしたら、今後の人生一生分になる、
ものすごい収獲だなと思った。字幕なしでも楽しめるのだから。

今後の課題
1,日本語からいかに離れるか。を意識する
  そもそもこういう日本語での記録自体も少し離れないと、「日本語」に引き戻される。英語脳は作れない。

2,日々の出来事だけじゃなく(やりたいこと、自分の考え)を書き記す・脳で思う習慣をつける。
  最初は少しでいい
  日本にいるうちは日本語で話してるときは仕方ない
  1人でいる時、お風呂でいる時などは、英語で行う。

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51日目〜60日目の変化/「壁にあたる」

1,SNSや日本語娯楽の欲望をしりぞけることが難しいことを知る。
10日間のうち5日間くらいは、体調不良・制作や展示準備の心労・時間確保不可で学習が停滞しがちだった
「余裕と時間を作ること」の重要さをより実感する

2,「1日目からの復習」を二度行った。退屈だけど、過去に覚えた単語で今の感覚で文章を作ることは
一番記憶に残りそうな学習方法だから、1週間に一度はやっていこうと思う。

3,今目の前にあることや、自分が考えていること、過去のことなんかを、たどたどしくも独り言で話せるようになってきた
二ヶ月目ならではの変化かな、と思う。

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60日目〜70日目の課題

1,引き続き
 「ガムボール」+「洋楽」+「海外旅行ユーチューバー」+「英語コンテンツ(英語吹き替えアニメや映画)」に常に触れる
2,「海外ドラマは365単語だけで作られてる」を読む
3,独り言や日記といった「創作的行為」でも英語に触れ続けていく
→クリア

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70〜80日目/「基礎的文法の学習に挑戦」

「基礎的な文法、文章がどうやって構築されているか」を改めて勉強。
わかってきて面白い反面、こうやって理屈的に勉強すると感覚から遠ざかって、話すことへの緊張感が高まる感覚が生まれることを理解する。
その上で、その壁を超えていったら、数十分間も話題が広がるような「会話」ができるんだろうな、と分析する。

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80日目〜100日目/「苦痛がはじまる」

基礎的な文法をはじめだしたら、英語がかなり苦痛になった。
「楽しいだけ」ではなくなってきた。

聞くだけじゃなくて喋ること、文章を作ることをはじめたら、自分の英語の「レベル1感」をかなり実感した。
なんかあまりにも理解できてきてたから、まるで自分が天才みたいな気になったけど、
俺は、天才でもなんでもなかった。

毎日日記を書いても、動画記録を習慣づけても、上達を実感しない。したとしても、モチベーションが持続しない。
苦痛、が上回る。コンプレックスも刺激されていく。
こんなに時間を費やしても何も結果が出ないのは、自分は頭が悪いんじゃないか、と思うようになる。
どんどん英語脳にしていくことがしんどくなり、
3ヶ月も続けた反動から、日本語娯楽をどんどん接種するようになる。
「やりたくないものはやらなくていい」「自分のしたいことは自分で選んでいい」
そういうフレーズばかり、覚えられるようになった。

覚えるスピードより、忘れていくスピードの方がはやいような弱い気持ちにも苛まれた。
ダイナソーJrにも、ガムボールにも、海外旅行欲にも、飽きてしまった。
ノロウィルスなのかなんなのか、体調を本当に崩して、本当に2日間、何も英語に触れなかった日が生まれた。
その向こうで、何かを乗り越えた感覚が生まれた。

単語記憶だけじゃなくて、文法理解と構築に取り組んだんだ。
でもそれをやったのは、たったの1ヶ月なんだ。
そりゃ、しんどくて当たり前だ。それにしちゃ、かなりやれてる方だろう!
ここで一つ、新たな取り決めを決めることにした。
「一つの努力につき、一つの報酬を自分に与える」
そうして、自らの学習習慣に、退屈と苦しみとマンネリを除去していく。
楽しいこと、やりたいこと、がんばっていること、という付加価値をしっかりとつけていく。
それを、今後の課題にしていこうと思う。

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100日目〜110日/「あらゆることを学習と捉える」


1,英語独り言や日記も「創作的学習」として、学習にカウントすることにした
2,ガムボールの良さを再実感、視聴と分析を続けていく。「真似」をどんどんしていく
3,「海外ドラマは365単語だけで作られてる」という本を読む
4,「努力」に「報酬」を与える

しんどい壁を乗り越えた今、自分にはまあまあの自信と、図太さも同時にラーニングされてきてる感覚もある
10日間、ちょっとやっていこう!

結果
夢中はないけれど、「しんどい」がなくなった。習慣化できた感じ。
自分への厳しさをなくした。

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110日以降、そして現在へ。


2月からの海外渡航の準備がはじまる。
今回海外に行く理由は大きくわけて3つあるけど、
1つが「英語しか使えない状況に身をおいて、英語脳にすることで、より学習が強化されることを期待して」だ。

学習は「意識してやるもの」から「無意識的にやるもの」
つまり、習慣化するようになり、
一冊目の英語学習ノートのページが全て埋まった。
そしてその全部埋まったノートを見た時に、自分で自分に、マルをつけた。

でも、まだまだこれからだ。そんな気持ちで。

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