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恋愛とタイミング

恋愛において大切なもののひとつに、タイミングというものがあります。

出会うタイミング、好きになるタイミング、告白するタイミング、付き合うタイミング、別れるタイミング、プロポーズのタイミング…

タイミングだらけですでにゲシュタルト崩壊寸前ですが、恋愛においてタイミングというのはどうやら本当に大切なようです。

よく不倫をテーマにした曲に、「出会うのが遅すぎた」などという歌詞がありますよね。

そんなふうに言うとロマンチックになりますが、これもまたタイミングが合わなかったというだけの話。


そこで、私が実際に経験した、タイミングが招いた悲劇をご紹介します。

あれはちょうど去年の今頃だったと思うのですが、私には気になる人がいました。

映画にも小説にも詳しくて、お酒の知識もある。(私のタイプどんぴしゃ)

なおかつ私のことをいつも気にかけてくれていて、熱く燃え上がるような恋心ではなかったものの、こういう人と付き合えたら私は幸せなのでは、とふんわりと思っていました。

彼も私に好意を寄せているのは気づいていましたが、遠距離恋愛になってしまうということもあり、お互いに付き合うことをためらっていたのです。

時々彼が私と会うためだけに帰省してくれて、お食事をして、「付き合う?でも付き合っても君が寂しい時すぐに会いに行けない。それは僕も悲しい」と言われ、次に会う日を決めてお別れをする。

そんなようなことを1年くらい続けていたのですが、ある時、私が前にすごく好きだった男性から連絡が来ました。

「一緒にお食事でもどうですか?」

その男性は数年前に知り合い、時々顔を合わせてお話しをするうちに好きになった方でした。

その男性への熱はもう既に冷めたと思っていたのですが、突然の連絡にドキドキしている私がいました。

うむ、私には彼氏がいるわけじゃないし、断る理由も特にない。

ということで、一緒にお食事をすることにしたのですが…

寝てしまいました…

私もその男性も独り身なので全く悪いことではないのですが、気になる彼とのことが頭をよぎり、罪悪感に苛まれました。

翌朝スマホを見ると、その彼から「おはよう」とラインが。

「おはよう!先輩の家で飲んで寝てた…」となぜか嘘をつき、昨夜寝た男性への恋心が復活していることに薄々気付きながらお家に帰りました。

その翌月、気になる彼に「付き合おう」と正式に告白され付き合うことになりました。が、寝てしまった男性を忘れることができず。

浮気心は良くないので、1ヶ月ちょっとで私の方からお別れを告げました。

うーん、あと1ヶ月告白されるのが早かったら、あと1ヶ月好きだった人からの連絡が遅かったら、私たちは今でも続いていたと思うのに。

タイミングですね。

神様のいたずらです。

だから恋愛って難しい。

ちなみに、寝てしまった男性には実は、結婚を前提にお付き合いされている彼女がいました。

気持ち悪いですね。

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