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心のトラックが微妙な長さで長い。図解つき。#わたしの舞台裏

今年の春、発達障害専門外来のある心療内科に、発達障害診断テストを受けに行き、結果、「傾向はある。ただ、テストで分かることには限界があるので、行動観察やグループワークを経て確定診断に至る。確定診断を受けると、障害者手帳も申請できる。」と先生からお話いただいた。(確定診断への手順はクリニックによって違うと思いますので、参考として読んでください)

それから1〜2ヶ月ほど通院したのち、カウンセリングに行くのをやめた。何か決断して行かなくなったというよりは、なんとなく、行きづらくなった。

体調がいいわけではなかったけれど、在宅ワークで休み休み仕事ができ、環境にもめぐまれていて、なにより、これをしていれば気晴らしになるし安心できる、ということも見つかり始めていて・・・通院よりも、現状維持のほうが楽だった

仕事でも、これまでの総まとめになるようなことに取り組むタイミングでもあり、通院のための時間のやりくりより、周囲と足並みを揃えていたくて、それがストレスでもなかった。

テストが終わるやいなや、「確定診断」とか「障害者手帳」とか、敷居の高いワードを受け止めないといけなかったせいもある。実際、今でもまだ処理できてない

内なるわたしの視点では、クリニックはそういうパニックがおこった場所であり、安心できる場所ではなく、そういう場所に突如行けなくなるのも、きっとわたしの脳のせい。くれぐれも、クリニックが悪いのではない。

とはいえ、自分には発達障害の傾向があるとわかっただけでも、どれだけ楽になったか知れない。できないのは能力のせいではなくて脳のつくりのせいと割り切っただけで、重荷が8割無くなった。発達障害と診断を受けて生き抜いている諸先輩方のエッセイを読むのもとても参考になる。具体的な症状が言語化されていくから。今までの苦労、つまづきの全て、電信柱が高いのも何もかも、脳の機能のせいなんだと放りこんで(放り投げて?)いく。

この1〜2週間ほど、私は周りに対して閉じてるなぁと感じる。早い話が喋りたくない。大丈夫なときは気にならないことがヒリヒリしてくる。

自閉図説

それでも、私は「話せない」レベルが仕事にまで及ぶことはない。「なんかasaさん、ここんとこ切れ味悪いかな?腰が重い感じ?」というのを感じさせはしても、疲れてるのかな?で通用してると思う。気持ちの良いやりとりを心がけ、信頼と実績の貯金を使って騙し騙しやり過ごすレベル。一番閉じてるときでも道路に出たくない、ギリお取引先に電話したくないレベルかな。メールで済ませられることは極力メールをするようになる。親密さレベルが上位の家族から順に「喋りたくない」がはじまる。

でも、なんでこんな状態になってきたかと言うと、自分の中での集中度が高まってきているからだと思う。作品を一息で完成まで持っていくためのエネルギーを蓄えているのかなぁと、分析している。

図説myPDCA

私の人生トラックは、だいたい上のような感じでできていて、左右の「没入」「拡散」好調なとき。

どこからスタートってことはないけど、作品作りに没入していると、やがて安定して描き進められる段階に移行し、段々と飽きてくると言うか、安定しているからこそ、他にもいろんなことができそうな気がしてきて、勉強したり、転職しようとしたり、メインの作品の他に単体でのイラストを描いたりする。

そんな状態で手を出しすぎると必ずとっちらかってくるので、「混乱」から「疲労」にかけてが、このまま自分がどうにかなったらどうしよう・・・と不安にかられているときでもある。

そこからちょっと休んで、「取捨選択」をして心の整理をつけて、再び本来の自分の作業・仕事に立ち返っていく・・・で一巡している。

社会的には「拡散」のときが機嫌よく見えて、「没入」のときは不機嫌に見えるけれど、創造性の観点で言えば一番高まっている

最近また「没入」できそうな気配に戻ってきて、一安心しつつ、このトラックを一周するのが、ビミョーーに長いな・・・と思うので、記事としてまとめてみることにした。わざわざ図説までして。

感覚でいうと、8kmとか、18kmとか、短いわけではないけど、キリの悪い、あと数キロ頑張って大台に乗ろうぜ、みたいな、どうせだったら5キロとか12キロくらいに収めておこうよ、みたいな。それとか、各フェーズきっちり一週間ずつって決まっているとか。土日には必ず集中できるとか。こちとら、一応会社員なので、水曜日にいきなりソワソワしたくない。

今回で言うと、没頭していた期間は40日強、「集中から拡散」にかけては25日くらい。今回はメイン作業の漫画制作にかなりはっきりした目的意識で取り組んでいるので、風呂敷広げすぎちゃいかんと途中で気がつき、早々と休んだおかげで、「混乱から取捨」の期間は10日程度で収まろうとしている。

それでも、1巡がきれいに1ヶ月に収まってない。

各フェーズこなしているのもそれぞれ疲れるし、疲れ切った後でヘロヘロ頑張っているうちに、疲れていることにも慣れてきて、「いっそこのままでもいっか!」と思う、ちょうどそのタイミングで、次のフェーズへの切替線をまたいでいる。

自分てなかなかめんどくさいね。

お読みいただきありがとうございました。サポートをいただけますと大変嬉しいです。でも、スキ・フォローいただけるだけで300メートル駆け抜けられるほど嬉しいです。これからもよろしくお願いします。