#私を構成する5つのマンガ

なんて素敵な企画なんでしょう! 
是非参加させてください。

●D.Gray-man

これは恐らく人生で初めて読んだマンガです。中学生の時に部活の先輩に半ば強制的に読まされました(笑)が、絵も勿論ですが本当に話が面白かったんですね。しっかりハマりまして最新巻まで収集継続中です。

このマンガをきっかけにマンガの魅力にハマったので、まずはDグレを紹介させていただきました。話の種別はファンタジーですね、ダークファンタジー。あんまりキラキラしているとはいえませんが、それぞれのキャラクターが真剣に考えて話の中の世界を守る為に戦う姿はカッコいいです…!あとは絵が素敵。線が太いわけではないのに、力強い戦闘シーンが描ける、また線の細いイケメンも描けちゃう星野桂さんの画集は何度見ても飽きるものではありません。もともとマンガなんて邪道だと思っていた私をグッとマンガの世界に惹きこんでくれた、ワクワク、ドキドキ、ときに切ない名作です。

●PandoraHearts

このマンガの出会いは先程のDグレより早く、小学生の時習い事で通っていたバレエ教室の先輩のカバンに入ってる本を勝手に読んだのですが、その本がパンドラハーツでした。悪い奴や…勿論盗んでいません。その時は、ふーん、と勝手に立ち読みしてそれで終わりだったんです。が、Dグレに出会ってから(あれ・・昔読んだことあるマンガってなんだっけ?パンドラ・・・)と急に思い出し、その日のうちに買いにいきました。私が幸運だったのは表紙の絵柄とパンドラまでのタイトルをしっかり覚えていたことです。もう立ち読みしていた時点で惹かれていたのかもしれません。

この話もダークファンタジーと言えるとおもいます。ザッックリ言えば主人公が自分の罪を探すお話です。罪とかいってる時点でハッピーな感じは無いですね。このマンガの最大の魅力は「生きる指標」になり得るところだと思います。先程のDグレが組織に生きる人間の生き方を模索し、このパンドラハーツは個人としての生き方の多様性を模索している感じがします。この登場人物も皆何か問題があり、それぞれが模索していく中で、お互いに全然違う個人としての結末に辿りついています。そうでいいんだと心から感動した、私の人生の教科書です。あとは、伏線がすごい(笑)色んなマンガで伏線がすごいと評価されていますが、個人的にはこの作品に勝る伏線の敷き方はないと思います。伏線解明がお好きな人にもおすすめです!

●ACCA13区監察課

 本屋さんでなんか気になって手に取りました。かなりクールな作品です。ACCAという組織で生きる人間を中心に話が国を巻き込んででかくなっていきます。が、主人公はなんだか他人事…っといった空気がとても独特でした。勿論主人公は国のために動くのですが、その動き方も独特です。マンガといえば、すごく壮大な世界の歴史を冒険していくイメージだったのが、この作品でかなり変わりました。本当に一国の歴史の中の1つのクーデターの始まりの違和感から、収束(解決ではない)までの流れを覗き見しているようなお話で、巻数も全6巻とここまでクール。マンガのもう一つの使い方を学んだような気になる作品です。作中出てくるオリジナル国のオリジナル地域の街風景がとてもかわいくて、食べ物も美味しそうでそういうところも好きです。とってもオシャレ!!

●電撃デイジー

今までのマンガは一応少年漫画の部類で、私が唯一素敵だと思った少女マンガということでこの作品を選びました。これもザッックリいうと大人の男と天涯孤独の少女の話です。男は少年時代にハッキングで前科ありです。

このマンガの好きなところは、ファンタジーと現実がいい感じに混じっているところで、まあまああり得ない問題解決方法とか場所とか出てくるのですが、舞台が普通の高校という大体の方が経験したことのある場所で事件が起こっていくので、リアルな感覚にもなります。あとは、一応恋愛ものなので、素敵~!と胸躍るシーンも楽しめます(笑)ちゃんとドキドキもするのに、なぜかアクションもしっかりあります。携帯電話やコンピューターが話の核になっているので、その情報戦も見所です。
ベタな恋愛マンガがどうも苦手…という方に是非読んでいただきたいです。この作品を読んで、恋的ドキドキを勉強しました(笑)こんな素敵な大人になりたいと思えるサブキャラクターも魅力の一つだと思います。

●ここは今から倫理です

 哲学にもともと興味があったので、表紙を見たときこれは…!と思い即購入しました。高校の倫理の先生がその授業の受講生たちと人生・人間について考えていくお話です。

このマンガは単純に、もっとはやく出会えていたらと読んだ時思いました。1巻が出たのがもう大学生の時期だったので、物理的には不可能ですが、まさに高校生の時に読んでいたら何か自分の性格に大きな影響を与えたような気がしてなりません。今でもこんなに心打たれているのに。人間の問題というのは簡単に言葉で表すことはできません。しかし人間だからこそ言葉を丁寧に扱い、議論し、論じていくことがどんなに大切かを全てのページで感じます。解決するとかしないとかじゃなくて、人間を考えるということがとても尊いことなんだと思いました。それは人間にしかできないことですから。話の中にソクラテスやピタゴラスなどの有名哲学者の言葉も出てくるので、ちょっとした勉強にもなるかなぁと思います。何か理由があるわけじゃないけど不安な人、人に言えないような問題を抱えてる人のもとにどうかこの本が辿り着くようにと願っています。

◎おまけ 堀さんと宮村くん

6作品目ですすみません(笑)これも是非紹介したい…!多分恋愛マンガです。堀さんと宮村くんの恋愛模様と学校等日常生活が笑いを交えながらゆるりと進んでいきます。喧嘩もしてます。友達とふざける回もあります。あまり恋愛に積極的でなかったのですが、これを読んでもしかして誰かと一緒っていうのは楽しいことなのかも、こういう恋をしたいと思わせてくれたマンガです。


すっごく長くなってしまいましたすみません(^^;正直語りきれていませんが、どれも本当に出会えてよかった作品です。この期間を利用して読み返そうかなと思いました。

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