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スタグフレーション時代を生き抜く一つの戦略

スタグフレーションの時代に何が起こるのか?

それは、物価の高騰と所得の下落である。これが同時に起こるから、端的にいって地獄のようなものだ。その地獄が、これからの日本で始まる。それは、デフレなんかよりも数倍きつい。

思えば、デフレはそこまでひどい現象ではなかった。2000年くらい、日本はデフレに苦しんでいたというが、物価がとても安かったので、生活はそこまでひどくはならなかった。特に食品の価格破壊が大きく、美味しいものが安く食べられた。

ぼくは当時、仕事がなくて年収が95万にまで激減した。が、それでもそこまできついとは思わなかった。何より、お腹がすけば吉野家へ行き、そこで美味しい牛丼を安く食べることができた。それで、心はとても癒やされた。当時、牛丼は並盛りが280円だった。キャンペーンでもっと安くなるときもあった。だから、なんとか生き抜くことができた。

しかし、これからの時代は年収が当時のぼくのように100万を下回る人がごろごろと出てくる中で、牛丼の値段はどんどん上がっていく。今でさえ426円なのだ。当時の1.5倍である。これが、今後ますます値上がるだろうことは目に見えいてる。2倍、いや3倍になってもおかしくない。冗談ではなく、1000円というものありうる。

ロシアのウクライナ侵攻、産業の停滞、円安、高齢化社会。そのどれもが、日本の物価と税金が跳ね上がっていくことを示唆している。そういう時代に、我々はどう生きていけば良いか?

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