「育児は女性にしかできない」は正しいのではないだろうか
竹田恒泰氏が以下のようなTweetをして炎上している。
これは、小泉環境相が育休を取ったことへの皮肉としてTweetされたものだ。これに対して、さまざまな人——特に女性から多くの批判のリプライが寄せられている。
ぼくは、普段は竹田氏の主義や思想に全く与しない。しかしながら、今回のこの発言は、趣旨や意図はどうであれ、結果的には正しいのではなかったかと思っている。そこで、今回はそのことについて書きたい。
まず、ぼくは今、1歳1ヶ月くらいの娘がいる。そして、ぼくが育児をしているかどうかとなると、かなり特殊な形で、しかも積極的な形で「している」といえると思う。
というのも、今ぼくはほとんど家にいるので、娘にかかわる時間が膨大にあるのだ。それで、毎日のほとんどの時間を娘と過ごすことに費やしている。
ただ、妻も同様に子育てしている。そして、そんなぼくよりも妻の方が、より多くの時間を子育てに割いている。妻も働いていないから時間はあるのだが、一日のほとんどをかけて子育てをしている。子供を見ていないのは子供が寝ている間と、ぼくと子供が二人きりでどこかへ出かけるときくらいだ。
しかも妻は、それを何のストレスもなしにしている。特に何の考えもなしにそれをしている。ほとんど本能に従ってそうしている。見ているとそれがひしひしと伝わってくる。妻は自然体でそれを行っているのだ。
それに比べると、ぼくは違う。ぼくは、全然無意識に子育てをできない。
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