ビル・ゲイツの生き方がこれからの時代の一つのロールモデルとなるだろう
ビル・ゲイツの生き方が、これからの時代の一つのロールモデルとなるだろう。では、それはどんな生き方か?
まず、ジャンルをクロスオーバーする。一つの専門性ではなく複数——それも数十個の専門性を持ち、しかもそれを年々増やしていく。
どう増やしていくか? それは、本を読むことによってだ。ゲイツは、本を一冊読めば、その分野の8割くらいの知識を習得できる。大学の学位を取るくらいの理解を手に入れる。
そこで鍵になってくるのが、彼の本を選ぶその眼力の確かさと、読む際の理解力の速さだ。ビル・ゲイツは、その二つに抜群に秀でている。まず、野生動物のような鋭い嗅覚で本を見つけ出し、しかも砂に水が染み込むかの如き吸収力でそれを自分のものとする。
その上で、ビル・ゲイツは「社会」を考える。「今、社会で問題とされていることは何か?」を考える。その中で、自分が解決できそうで、しかも効果が大きなそうなものは何かと考える。
そうして答えを導き出し、それに全力で取り組む。しかも、一つに集中するのではなく、三つくらいに並行して取り組む。
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