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子を連れ去られたぼくが立ち直る過程で知ったこの世の残酷な真実


元将棋棋士の橋本崇載氏が、子供を連れ去られた窮状を訴え、棋士を辞め、子供と会うための運動を始めた。そのYouTubeチャンネルが大きな反響を巻き起こしている。

ぼくは、自分の子供が連れ去られた経験を持つ。最初の子供とは生後2ヶ月で引き離され、6歳で会ったのを最後にもう17年間会っていない。今頃は23歳になっているはずだがどこで何をしているかも全く知らない。文字通りの音信不通だ。

それは父親としてもつらいことだが、きっと子供としてもつらいだろう。「なぜ自分には父親がいないのか?」と何度も問答し、母親にも直接尋ねたことがあるだろう。そのたびに嘘の答えを聞かされ、納得した振りをしても、拭いきれないもやもやを抱え続けたことだろう。有り体にいって、彼の人生は完全とはいわないまでも、半壊はさせられた。そこから立ち直るのは、おそらくなかなか大変なことだろう。

その一方、ぼく自身は、いろいろな経緯があってのことではあるが、今は完全に乗り越えた。どうやって乗り越えたかといえば、ある一つの考え方を得たからだ。今回は、その考え方について書いてみたい。

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