見出し画像

「現状の物価高などで、今回の介護報酬プラス改定が『賃上げ』に十分に活用されずに…」

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和6年6月11日(火)第1241号*****

◆◇◆◆◆─────────────
「現状の物価高などで、今回の介護報酬プラス改定が『賃上げ』に十分に活用されずに…」
─────────────◆◇◇◆◆

 今年の介護事業者の倒産件数は、5月までに「72件」と「過去最悪」のペースで進んでいるが、調査会社は原因として「介護職員の人手不足と、物価高に伴う運営コストの増加が主な要因」と分析している=昨日付け弊紙で既報

 これに対し、介護業界から「現状の物価高で、今回の介護報酬プラス改定が『賃上げ』に十分に活用されずに消費されてしまう事態が想定される」との声が上がり、業界団体が「物価高対策の支援の継続」等を訴えるため、政府与党の自民党に「要望」した。

 政府が与党との協議を踏まえ、6月下旬に閣議決定する「骨太の方針」(=経済財政運営と改革の基本方針)に要望内容を反映することを求め、先週木曜(6月6日)に介護人材政策研究会など5団体が、自民党政務調査会の渡海紀三朗会長へ「要望書」を手渡した=写真・介護人材政策研究会HPより。「要望書」を手に持つ左側が渡海政調会長

ここから先は

2,117字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?