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GH「恵」の入所者の受け入れ先「障がいの特性に応じた、施設とのマッチングが重要……」

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和6年7月11日(木)第1263号*****

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GH「恵」の入所者の受け入れ先「障がいの特性に応じた、施設とのマッチングが重要……」
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 障がい者向けグループホームの運営会社「恵」で、食材料費の過大徴収や報酬の不正請求が発覚したことで6月26日、愛知県は県内13事業所に指定取り消しを含む行政処分を行った。また同日、厚生労働省は「恵」に対して「連座制」を適用した。

 これにより「恵」は今後、指定取り消し処分を受けた事業所以外のグループホームでも指定の更新ができず、全国の「恵」のグループホームは順次、事業運営ができなくなり利用者の「受け入れ先」の選定が喫緊の課題となっている。

 このため愛知県は、県内の他の障がい者向けグループホームに対し、「恵」の利用者(27施設・433名)の受入可能人数を調査し、その結果を一昨日(7月9日)「7月8日現在で284施設から、924名の受け入れが可能との回答があった」と発表した=画像・愛知県HPより。赤色の下線は弊紙による加工

 ただし「恵」の27施設を県内11地区に分類し、各地区の「受け入れ可能人数」に当てはめると、3地区で「恵」の入所者数が「受け入れ可能人数」を上回っている。さらに関係者は「個人の障がいの特性と、受け入れ施設とのマッチングが重要」等と指摘している。

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